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ユースホステル事件

ユースホステル事件


アイルランドでツアーに参加した。

でも首都ダブリンは含まれていなかった。

なもんで、ツアー終了後、ダブリンで2泊した。



宿泊先はユースホステル。

安いのが一番である。

大部屋から個室、中部屋とある。

もちろん、個室になるほど

価格は高い。

大部屋だと、10人ぐらいで

同じ部屋に泊まらないといけない。

ええ。男女関係なく。

友達とならいい。

けど、私一人やしって

個室は高いしって

中部屋(4人部屋)に決めた。



ツアーが始まる一日前にも

泊まって、同じ部屋だった子は

同じツアーの参加者だった。

4人部屋だし、女の人だけっしょと

思い込んでいた。



1日目、ダブリンに働きにきた

女の人が同室だった。

彼女とひょんなとこから

寝相の話になり、

「いびきとか絶対に耐えられない、

私は静かなところで寝たいの」と言われる。

「そうですよね」と相槌をうつ。



それから、男の人がやってきた。

アメリカ人だった。

少し、お話をした。

ま、もう一人、女の人いてるし

って思う。

それから、韓国人の人がやってきた。

彼女は、日本で英語を教えたことがあると

キレイな日本語をしゃべってくれた。



こうして、4人で夜を共にした。

異変がおきた。

あちこちで、いびきが聞こえる。

え?マジで?

寝れないよう。

頑張って眠りについたのは

もう朝方だった。



一人で市内観光したあと、

ツアーで仲良くなったオーストリア人の女の子と

夜に飲みに行こうと待ち合わせをしてた。

待ち合わせまで時間があるから

いったん、部屋に戻る。

みんなの荷物があとかたもなく

片付いている。

アメリカ人ももう1泊するって言ってたし、

韓国人の子は、一日だけだから、彼女は帰ったとして

働きにきた女の人は、1週間ぐらい泊まるって

言ってたのに。



ホステルは、シーツや布団の替えはしない。

するときは、宿泊者が変わるときだけ。

え?みんなのシーツがキレイになってる。

不安にかられる。



夜、また戻ってくると、誰もいない。

やはり、誰もいない。

電気をつけて、待ってみる。

でもいない。

やった!一人かもって喜ぶ。

いい気分で寝ていた、その時だった。

光がもれた。

誰か入ってきた。

うっすら、目を開けてみた。

男の人だ。でもアメリカ人ではない。

え?男の人と二人きり?

そりゃないよ。

頑張って、寝たふりする。



朝起きてみた。

ここでは服が着替えられないので

バスルームにいって

着替える。

着替えて、部屋に戻ると

キューピーちゃんみたいな

男の人が布団の中から

背伸びをして

「おはよう」ってかわいらしく言ってくる。

え?おかま?そう思った。

ぞっとして、すぐに荷物をまとめて

でましたわ(笑)



でも、一人で泊まると

すてきな人との出会いもあるんですよ。




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