書きたいネタはたくさんあるのに、仕事が忙しくて、滞っております
昼休みに本屋で
「あなたがあなたであるために」吉田友子著
を買いました。
アスペルガーの子どもとそのサポーター(親、教師、専門家)を対象に
書かれた本です。
エッセンスは80ページ程度で、行間の広い本なので
30分程度でざっと読むことができました。
薄い本ですが、内容は濃いです。
「あなたの存在は”間違い”ではない。”少数派”なだけ」
という1行が、この本のスタンスを一番よく表しているでしょうか。
あなたはあなたらしく生きていい。
ただ、まわりとうまくやっていったり、生きやすくするための
「技術」を身につけていけばいいんだよ。
という内容でした。
「技術」の部分は、具体例がいくつかあがっているだけなので
これを読めば事足りるというわけではありませんが
当事者が自分の「特性」と向き合う第一歩としてとてもよく書かれている本ではなかろうかと思います。
そして、何よりこの本がすばらしいと思うのは、末尾の「サポーター(主に親)へのお願い」というところで
幼児期からの療育が「技術」を学んでいくことが、彼ら(高機能自閉症やアスペルガーの子ども)が、幸せになるとどこかで思っていた。・・・でも同時に、私達は技術だけを教えるのでは、彼らが誇りをもって生きることをバックアップできないと気づく必要があるのです。
という部分です。
お勧めの1冊。