「I LOVE YOU」
人気男性作家6人による恋愛アンソロジー小説もともと恋愛小説好きなのと伊坂作品が掲載されてるから読んだのだけれど、他の作品もどれも素敵で、人を好きになるって、好きな人と出会えるって、なんてすごい偶然、それだけで奇跡なんだなぁってあらためて思ってしまった。掲載作品順に「透明ポーラーベア」伊坂幸太郎「魔法のボタン」石田衣良「卒業写真」市川拓司「百瀬、こっちを向いて」中田永一「突き抜けろ」中村航「Sidewalk Talk」本田孝好お目当ての伊坂作品は恋愛小説だから少し雰囲気違うかなと思ったけどやっぱり伊坂作品だった♪視点が少しずれてて面白い。でもこの作品でもしっかり絆を描いている。石田衣良ってIWGPのイメージしかなくて、しかも初めて読んだから作風が分からないけれどこの作品はめちゃくちゃ好き。相手の性格もその過程も微笑ましい♪どうなのかな?他の作品も読んでみようと思った。その後の3作品も初めて読む作者だったけど、全部面白かった。けれどこの6作品で一番好きなのは最後の本田孝好作品。それまでの何気ない二人の会話はラストに集約され、切ないけれど美しく、でも個人的には未来のある終わり方でほっこり温かい気持ちになれた。あぁ、恋って素敵♪