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カテゴリ:映画ドラマ鑑賞
最近はレンタルDVDで映画しか見ないのだが、久しぶりに韓国ドラマを見ている。長編ゆえ、まだ半分だけど、面白いから最終話までどんどん借りちゃう!笑
韓国ドラマ「ミセン」 「未生」とは、将棋の言葉らしい。 幼い頃から将棋の世界だけで生きてきて挫折したチャン・グレ 26歳。 大きな商社にツテを頼り入社したものの、学歴の壁や社会の仕組みに悩みながら成長する青年グレの物語。 また同期入社の女子社員アン・ヨンイの女性差別意識にへこたれそうになりながらも前に進む姿、また他の社員たちの様々な立場とその終わらない苦悩を描いている。主人公はグレに限らず、同期社員や中高年管理職オ課長も心惹かれる人物像。 ドラマ中の感じの悪い学歴偏重発言は韓国だけでなく日本の企業でもいまだにありそうだけど、最近はどうだろ? うちの子供たちのような「ゆとり世代」社会人にはエリートコースに興味ないみたい。「そこそこで」なんて最初から倦怠感も困るけど。 まあね、学歴や資格取得が優秀でも、社会や企業に貢献できる素質が最初からあるわけでないのだから、誰しも働きながら学んでいくことが多いはずだけど。 エリート社員の中でグレが素朴にたくましく成長する姿を回を重ねるたびに親心気分で楽しみに見ている。また親の立場からしたら、夫婦の給料から学費や下宿代、留学費用を捻出して子供に学歴つけてきたので、そういう親のひたむきなる努力でつかんだエリート社員の心情も理解できる。 女子社員アン・ヨンイの苦悩を含め、結婚、出産と仕事との両立、自分のキャリアの遅れへの悩み、家族との過ごし方など、働く女子社員の悩みは日本も韓国も同じね。 そして、企業全体でそれをどうサポートするか、または一緒に働く社員の意識でずいぶんと働く環境に差が出るよね。 今や女性も総合職として男女差はなく働く時代にある。一般職という位置があるのは反対に転勤はしない、昇給、昇級も抑えるかわりに、結婚出産しても無理せず働ける一生を想定したもの。 娘の同期入社の女子社員はすでにアフリカに転勤しているらしい。転勤承知して受け入れるのが総合職だけどさすがアフリカは。 私が独身で会社員だった頃(30年以上も前だが)、当時の会社は社員5000人以上かかえる大手企業なくせに男性偏重社会で、女性は寿退社するもので短大卒業までしか女性の正式採用はなかった。年度初めには女性は振袖を着て出社という今ではありえない時代だった。(私は着るもんですか!) しかし就職難のひどい時代、大卒の私を面接採用して推薦してくれた人事課の課長は、大卒女子も能力があるなら男女同等にチャンスを得るべきという人だった。しかし社内規定は女子採用は短大卒業までという等級でしかないため、給与はそれで譲るしか無かったけどね。入社してすぐ上の係長も私より5つ上のすごく頭の柔らかな人で仕事のやり方、物事の捉え方などとても勉強させてもらった。そういう物事の考え方は今の生活にもじゅうぶん役に立つ。 しかし転機はやってきて、課長と係長は続けて転勤し、後任は東京生まれ東京育ちの高圧的な物言いの課長に変わった。 今までのように、私が気づきや提案をすれば、「女が提案するなんて生意気な!大卒だから知恵がつきすぎて、使えない奴!」とか言った。「女はバカな方が可愛い」と社内でも大声でいう人だったので私は完全に軽蔑してたわ。今なら大変なことになってるよね!ま、それに合わせて、甘い声と涙で媚びる女子社員もいたから、敵はここにありだったりね。「言われたことだけすればいいんだ」という課長の下で良い部下が生まれるでしょうか。 で、その後、私のポジションは後任のらりくり係長のサポートが多くなり、係長はそれを良いことに自分の仕事を私に丸投げし始めた。 ま、この係長、のちにあまりに仕事が滞って任せきれなくなり、本社付けとなったらしい。 一方、女性の働き方に理解を示してくれた男性社員は採用時の課長係長含め、なぜか地方大卒出身だった。学歴じゃない、男女差でもない、でもチャンスは掴むべきもの、そして本人のモチベーションが大事だとひしひし感じたOL生活だった。 今も会社役員としてイケスカナイ名前があるが、さらに大企業になったこの会社がこのイケスカナイ人を認めているとすれば、今も根は変わらないのではないかと思う。 自分の思い出も含め、このドラマはとても興味深い。不治の病、愛憎劇がお得意の韓国ドラマも、こういうジャンルのドラマを作れるじゃないか! ゴールデンウィークは、地元へ帰省、留守の自宅の庭の草むしり、島の留守の家の庭の草むしり、墓の周りの草むしりと、毎日草むしりをして過ごした。ドクダミ草の強い臭いが指からなかなか抜けない。 私の行くところ、やはり、曇り空のち雨、大雨のち強風というお天気だった。電車も一時ストップしたり。 そんなお天気にも負けず、なかなか帰省できないのでこの際、合羽着て柔らかくなった土の草むしり。その合間に地元仲良し友だちとランチへ2時間。 パパなんか、わざわざ遠くの芝まで道具を持って出かけたわさ! 東京に戻って、自宅マンションの植え込みの雑草が気になって仕方ない。管理人さんはそこまでしないのなら、私が草むしりいたしましょうかねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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