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カテゴリ:地元生活
今年もゴールデンウィークがやってきたが、介護付き老人ホームに入っている介護認定5になってしまった父には、もうカレンダーは関係なくなってしまった。
私はこのGW 帰省して、例年通りだが初めて父無しで母を連れて島に帰り、墓まいりと島の留守の家に戻る。 そして今回は、倒れる前からの父の願いであった父の墓を立てるというミッションを達成する予定だ。 先日地元であった大規模墓石展示会に出向いた母は、いろいろ勉強してきたらしい。 すでに島の石材店に連絡して、待ち合わせをしている。ごくごく普通の墓石でいい。 小高い丘の斜面にある墓所は、煌めく海が見えて、お天気なら遠くもない呉市も見える。 私が島に住んでいた小さな頃、祖父と毎日庭の花を持って通ったここの祖父母の墓の隣に父母の墓を立てて、そしてのちには私も入るつもりでいる。 いずれ地元の我が家を売って、仏壇のある実家に住もうかと思っている。島の家はどうしよう。 島の幼馴染も島の墓に入るよと言っていた。 島のうちには祖母の黒檀嫁入り箪笥が健在で、小さな引き出しを開け閉めすると、音が鳴るアコーディオン引き出しだ。 夫方の墓は、義父が私らにもお金を出させようとして畑を墓所に変えて山から代々の20近くある墓を移したのだけど、広い敷地に三男の夫に墓を立てても良いとは言わなかった。 義父亡き後、長男も病死していたので、二男が「義父が自分に全て任せると言ったから」と言い、不動産もお金も全て二男自分名義にして、さらに夫から相続手続き委託料として20万円を取ろうとする強欲さだった。(会うたびに払えという義兄を無視!) 義父が建てたアパートの家賃(月50万円はある)も入るだろうに、さらに空き家になった100年の古い家を人に貸したいとかでGW に荷物を片付けてくれとメールしてきた。 私は義兄の名義になった家から皿一枚も持って出たくないが、義父母に生前から頼んでいた夫の祖母がお嫁入りに持ってきた金具の素晴らしい長持ちが欲しい。 しかし、今や義兄の家になったので、納屋にある長持ちさえ、勝手に持ち出したと言われたくないからそのまま。夫は親の形見も何もない。 優しい夫は、家を片付けなくちゃと義兄からのミッションを行う気持ちだったが、私には強欲な義兄と縁を切るチャンス、一切無視したいミッションだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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