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カテゴリ:読書 小説
「しゃばけ」シリーズの作者である畠中恵の初のエッセイ集になります。
過去に書かれたものから書き下ろしまで詰め込んだものですので、1冊を通してガッツリとテーマがあるわけでもなく、それだけに非常に気楽に読めて、なにがどうというはっきりした形ではなく、なんとなくほのぼのとしたものになっていますね。 ある意味、「しゃばけ」シリーズと共通するほのぼの感とでも言いましょうか。 さて、そんな中1つ問題が。 中には自分が好きなとか影響を受けたという形で小説が紹介されていたりするわけですが、これが困った事に読みたくなるという。 中でも興味を持たざるを得なかったのは、著者の師匠でもある、今は亡き都筑道夫の「なめくじ長屋捕物さわぎ」のシリーズの紹介が非常に読みたくなる形になっているのですね。 都筑道夫は「退職刑事」シリーズは全部読みましたし、沢山書かれていたらば良かったのにと思わずにはいられない「泡姫シルビアの華麗なる推理」は読んだのですが、他は手を出さないままになっていたんですね。 シリーズものに手を出した方がいいのかどうか、非常に悩ましい所ですね。 時代が経っても色あせないで古典化していく作品が多くあるという事は喜ばしい事なのですが、ルーツをもとめてポロロッカしていくときりがないんだよなぁと、古典作品を読もうかなと思いながらもなかなか一気に読まない言い訳にしてみたり。 つくも神さん、お茶ください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月21日 21時50分11秒
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