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カテゴリ:読書 小説
本格ミステリの入門編は書き続けるという使命感を勝手に持っている倉知淳の短編集になります。
倉知淳は好きな作家の1人で、使命感のとおり本格ミステリの入門編にもなり、読みやすく、本格ミステリをそれなりに目を通していれば、入門編というだけではない仕掛けがあり、肩肘張らずに楽しめる作品を出してくれる作家さんです。 ただし、どうしても不満を持つのは、寡作な事なんですよね・・・ それが、ある意味棚卸とでもいいましょうか、一気に短編集を2冊同時に出すというのですから驚きです。 作品の発表時期から、何で今までまとめてこなかったんだとか思ってしまいますね。 巻末のあとがきに、それぞれの作品について自分で解説を書いていますが、シリーズものにする予定がそのままになってしまったと書かれていると、勢いで書いてくれよと思えて仕方が無い(笑) 本当に幅広い読者層が楽しめる作品を書けるだけに、もっと書いてくれれば良いのにという思いばかりが強まるんですよね。 猫丸先輩のシリーズもそろそろ書いてくれないかなぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月25日 20時41分10秒
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