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カテゴリ:読書 小説
徳川の世ならば若殿様と呼ばれる身分だったものが、明治という時代に変わったがためにそうも言っていられなくなった若様たちが巡査となるために教習所で訓練する事になるというお話ですね。
「アイスクリン強し」の続編ですが、むしろそれよりも前の時のお話ですね。 若様組は前作では正式に警察官になっていますから。 前作は2年前に読んだものでしたので、細かい所は覚えていなかったのですが、覚えてい無くても十分に楽しめるというか、基本的に光が当たっている所が違うので、前作の主人公は出番が少ないですし、明治の世で洋菓子職人という変わり種がいたという事だけ覚えていれば十分ではあったりします。 明治になり、薩長が幅を利かせている中、いろいろと厄介な状況に突っ込んでいった若様達の奮闘ぶりと、その奮闘記だけなのかというと、ちょっとしたミステリーの仕掛けがあったりと、飽きさせない構成になっていますね。 この世界観の出来事もどうやらシリーズ化していくという風に受け取れる部分もありますので、次回は洋菓子関係にまた力点を戻してもらいたいなぁと思ったりもしますが、主役を変えて光の当て方を変えるというシリーズの作り方を考えているのかもと深読みしてみたりと、次が出るまでは勝手にいろいろと想像をする余地があるシリーズですね。 時代が時代ですので、なんとかきな臭い時代に突入しないくらいの所でやって欲しいなぁと思ったり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月07日 22時05分58秒
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