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カテゴリ:読書 小説
大層売れたらしく、世の中にちょっとしたドラッカーブームを引き起こしたと言われる、いわゆるもしドラを読みました。
ドラッカーについては、私は経営学については詳しく知らないので、昨今のブームで名前を認識したにすぎないわけですが、そういった層に向けて経営学というものをアピールしたというのは、1つの成果かもしれないですね。 小説という手法を使って、経営学をビジネスに当てはめるのではなく高校野球に当てはめた。 それも、マネージャーという言葉のイメージについての英語圏と日本との違いを利用してまとめたというのは、この人が放送作家をやっていたという経歴の印象からなんでしょうが、バラエティ番組的だなと思えますね。 最近はあまりつくられなくなりましたが、専門分野を大真面目にバラエティ番組にするというのは深夜ではよくあるものだったりしますし。 100年前に書かれたドラッカーの著書ですが、今でも十分に通用する部分を使っていますし、と同時に今の日本にをマネジメントしている人にこそ、読ませた方がいいんじゃないかという部分もも多々ありますね。 何よりも求められる能力、それは真摯さであるとするならば、それこそが今の日本のいわゆる偉い人達が失っているものではないかと。 政治家しかり、今回の天災を未曾有の人災にまで引き上げてしまった企業のトップしかり。 まぁそれはまた別の話ですので、置いておいて。 企画ものとしては、面白かったですね。 お話の作りそのものも、全てが噛み合い事が運ぶようにするためのあれこれを示すものですので、それにのっとっていますし。 ただ、小説としては描写が小説的ではないというか、これを原作にマンガ化やら実写化をするためのものという感じは非常にありますかね。 そういう意味では、アニメ化や実写化は作りやすそうというか企画として進んでいったのも分かりやすいというか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月01日 20時22分36秒
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