カテゴリ:メディア論
ドワンゴ社長のブログに、
「テレビが大型化して、気軽につけっぱなしにしておく人が減って、 視聴率下がっちゃてんじゃないの?」という内容の日記があった。 大型テレビって、とくにプラズマだったりすると、 やたら電気代かかるからこまめに消すかもしれんし。 http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090702/1246496187 鋭い視点だなー、と思う反面、 「ん??」とも思った。 視聴率って、 テレビ単位での視聴率ではなく、 あくまでも「世帯視聴率」である。 http://www.videor.co.jp/rating/wh/09.htm だから、その家庭のどこかで、1人でもテレビを見てたら、カウントされる。 つまり、視聴率100%というのは、 全世帯で1人以上が見ている、という意味であって、 全国民が見ていることを意味しない。 大型テレビを購入しても、 古い小型テレビを捨てずに別の部屋で使ってたら、 視聴率は下がらない。 家の構成員が多ければ多いほど、 テレビの台数が多ければ多いほど、 自動的に視聴率は上がる。 (逆に、一人暮らしの人が増えると、 視聴率が下がってしまう可能性はある) 視聴率モニターを募るとき、どの程度こういう事情を 考慮しているのかわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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25年ぐらい前にとある田舎で視聴率訪問調査のアルバイトをやったことがあります。無作為抽出した世帯票を受け取って1軒ずつ訪問して調査に協力してくれるかどうか聞きます。6割程度合意が取れたら御の字です。
またその家のテレビの台数も聞きます。当時は14型のリモコンのないTVが個人用として出回っていた時期でしたので、ある程度大きな家であれば、2~3台のTVがありました。ただ調査は全日、かつ視聴あり/なしから書き込みますから、結構「視聴無し」の時間を書き込んでいてくれるか?がチェックのポイントになりました。 それでも漏れている箇所は後で電話を掛けまくって調べるので、多分その時は協力した家でも、2度とやらない、と思うでしょう。 (2009.07.04 10:45:09) |
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