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カテゴリ:地図・位置情報サービス
マピオンは30日、地図検索サービス「マピオン」および携帯電話版「マピオンモバイル」で、地図データを毎日更新すると発表した。
地図ページ上に地図の間違いを指摘するページへのリンクも設置する。 指摘内容から正確性を確認できる情報を優先的に処理し、最短で受け付け日翌日に地図に反映する方針だ。 当初の更新対象は、地図の文字注記のみ。 今後は、道路や建物形状など、文字以外の地図表現に関しても更新ペースの向上に努めるとしている。 (INTERNET Watchより) -------------------- 次々と新しい挑戦を打ち出してくるマピオン。 リアルタイム更新は地図の究極の姿だが、毎日更新はそれに準ずる形になる。 ただし、今回の話は「仕組み論」の域をでないように思う。 修正できる仕組みをまずつくろう、という試みと見ている。 基本的にはユーザー指摘を受けての修正。 当初の対象は注記、というのはうなずける。 それであれば確認の方法はいくらでもあるが、形状修正となると多くの困難を伴う。 ベースになっているのは測量成果だが、こうした修正をマピオンが測量により行うとは思えない。 各種図面をソースにしての修正ということになるだろう。 その場合、ソースとなる図面の精度がまちまちなので、周囲の地物との兼ね合いが微妙だ。 これまでリアルタイム更新で問題になったのは、スピードと精度が反比例してしまうこと。 そして、ひとたび精度の落ちた地図を以降の更新で戻すことはさらに難しいということ。 このあたりのノウハウを確立できるならばマピオンは文字通り日本の地図をリードすることになるだろう。 まずはこの仕組みを軌道に乗せれば十分評価の対象になる。 それで初めて次が見えてくるように思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.31 00:59:48
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