ボズが60年代に出したシングルのうちBOZ - PINNOCHIO / STAY AS YOU AREについては1月に
ご紹介しましたが、今回はそれより前の66年4月に出したセカンドシングル。
BOZ - MEETING TIME / NO(AH) BODY KNOWS BLUES (1966)DB 7889
PINNOCHIOはナカナカ歌いっぷりも楽曲の質も高かったのですが、こちらのMEETING TIMEは、かなーーーーり能天気な楽曲、そして歌声。日曜日に出会いがなんたらかんたらと語尾に深いビブラートを利かせて歌っています。余り深くて回転ムラが起きてんじゃないかと針がトレースする盤面をしばし眺めるほどですw 毒気の全くないポップスという風情です。
B面のNO(AH) BODY KNOWS BLUESはうって変わって、アップテンポのジャズナンバー。コントラストが激しいですね。しかもこれ作詞作曲がBOZご本人。とはいえワンフレーズをテーマに延々繰り返し、そこにピアノやサックスがソロで絡むだけのシンプルな構成。2分にも満たない短目の歌。彼がクリムゾンへ至る過程で渡り歩いたいくつかのバンドの内、ティータイムフォーとかジャズ系のバンドでの歌はこんな感じだったのかもしれません。ピアノが割りと上手いプレイなのですが、イアン・マクレガンの公式サイトのディスコグラフィには出ていないので別人なのでしょうね。お勧め度としてはPINNOCHIOほどではありませんが、BOZファンなら持って置いても損は無いでしょう。