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カテゴリ:日本映画
これは村上春樹原作の短編を映画化したものです。
イラストレーターのトニー滝谷は英子という女性と出会い結婚するが、英子はブランドの服が大好きで次々と服を買いまくる。 トニー滝谷は妻のブランド中毒に困ってしまうが、ある日妻は交通事故で帰らぬ人となってしまう・・・・・。 人間の孤独をテーマにした映画です。映画のバックで流れている坂本龍一のピアノ曲がとてもせつないです。 トニー滝谷役のイッセー尾形も良かったんですが、それ以上に英子役の宮沢りえが良かったです。 宮沢りえの演技はイマイチというイメージがあったんですが、この映画では存在感もあったしいいですね。 彼女は年を重ねていい感じになってきたのかもしれません。 シンプルなカメラワークと透明感ある映像。イッセー尾形と宮沢りえ。スローなテンポですが全然飽きず、ずっと見ることができます。 ただ。。。。。 これは長編映画より短編映画の方が良かったんじゃないでしょうか。 短編小説だから短編映画と言ってるんじゃないですよ。短編小説を長編映画にしているのはいくらでもありますから。 でもこの映画に関しては原作をそのまま映画化しただけで、伏線がまったくないので長編映画としてのストーリーの厚みがありません。 見てて全然良かったんですが、映画を見たというより小説を読んだという印象です。 70分の無理矢理長編映画にするよりも30分程度の短編映画にするか、もう少し話を膨らませて長編にした方が良かったと思います。 最後のテロップで「トニー滝谷」は「レキシントンの幽霊」に収録されていると出てきました。 え~っ!。。。。。 僕は一時、村上春樹にハマッて彼の小説を片っ端から読んでいました。 「レキシントンの幽霊」も読みました。でも全然覚えていません。(笑) 僕にとっては全然印象のない作品だったんですね。でも映画見たらあらためて読みたくなりました。 バイバイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/07 01:20:48 PM
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