Stolen (消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス)
1990年にボストンにあるイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館で絵画13点が盗まれる事件が起きた。その中にはフェルメールの「合奏」という高価な作品も含まれていました。この映画はニューヨークの絵画探偵ハロルド・スミスの捜査に同行しながら犯人を捜そうとするドキュメンタリーです。僕はフェルメールが好きなので退屈せず見れましたが、ドキュメンタリーとしてはそれほどデキが良くないので絵画ファンでなければつまらないかもしれません。ハロルド・スミスは70過ぎのおじいちゃん探偵です。絵画泥棒専門の探偵です。息子も絵画探偵として一緒に働いています。ハロルド・スミスは若い頃、軍にいて皮膚病になりました。それで軍で放射能治療を受けたら(実験されたら)余計ひどくなって顔のいたるところ包帯だらけです。彼は撮影終了まもなく皮膚病で亡くなっています。盗んだであろう犯人というか政治的組織を見つけるんですが、そこまでの過程がそれほどドラマチックではありません。なんか淡々と進んでいって解決されないまま終わっちゃった感じです。ハロルド・スミスの生涯にスポットを当てたドキュメンタリーのほうが良かったんじゃないか。フェルメールは中世オランダの画家で現存する作品は全部で30数点。そのうちの傑作が盗まれちゃいました。個人的には返却して欲しいですね。犯人さん、出てらっしゃい。(古いか。(笑))バイバイ