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カテゴリ:フランス映画
TV番組の司会者ジョルジュは妻と息子の3人暮らし。ある日彼らの家に1本のビデオ・テープが送られてくる。それは彼らの家を外から隠し撮りされたテープだった。 ジョルジュは警察に連絡するも相手にされない。次から次へと送られてくるテープ。そしてジョルジュの生まれ育った実家のテープまでも送られてきたが・・・・・。 サスペンスでありながら効果音や音楽は全くなし。カメラ・ワークもヒッチコックのような凝ったものではないとてもシンプルな構成ですが映画にどんどん引き込まれていきます。 これはハネケ監督の技量でしょう。 ちなみにこの監督は去年のカンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を取っていますが納得します。 主人公ジョルジュを演じるのはダニエル・オートゥイユ、そして妻がジュリエット・ビノッシュとフランスを代表する俳優が出ています。 この2人はどのフランス映画にも出てる印象を受けます。 ダニエル・オートゥイユは日本で言えば役所広司みたいなもんでしょうか?!(笑) 2人ともとてもうまく安心して見ることができます。 この映画はサスペンス映画と言うよりはサスペンスを利用した人間関係の映画です。 アントニオーニの「情事」「Blow-Up」のようなスタイルの映画と言えるんじゃないでしょうか。 隠し撮りのテープが送られてきたのをきっかけにジョルジュを中心とした夫婦関係、友人関係、親子関係が浮き彫りになってきます。 それらの人間関係がとてもリアルに伝わってきました。→ハネケ監督がこの映画を通して伝えたかったことじゃないかと思います。 この映画は今年一番の作品です。。。。。2006年まだ5日しか経ってないですね。(笑) バイバイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/25 08:19:32 AM
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