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2006/05/31
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カテゴリ:ヨーロッパ映画

今日も前回の「地獄に堕ちた勇者ども」に続きヴィスコンティ監督のドイツ3部作です。
ここまできたら3部作の最後「ルードウィヒ 神々の黄昏」も見たいですね。

1911年のヴェニス。ドイツの作曲家グスタフは静養のためヴェニスを訪れる。そこで彼はタジオという美少年を見つけ心を奪われるが・・・・・。

映像がとてもきれいでした。どのシーンも絵になります。
前に一度ビデオで見たことあったんですが、その時はヴィスタ・サイズ(TV画面のサイズ)だったので構図の良さとか分かりませんでした。
今回はオリジナルのシネスコ・サイズ、しかもDVDで見たので全然良かったです。

全編に流れるマーラーの5番がいいですね。とても悲しい曲。(主人公はマーラーをモデルにしています。)

主役グスタフを演じるのは「地獄に堕ちた勇者ども」に続きダーク・ボガードでメチャメチャうまいです。

美少年タジオをホテルのレストランやビーチで見つけるたびにグスタフはときめきます。その表情が気色悪い。なんや、このおっさん?!でもダーク・ボガードうまい!顔の表情だけで彼の気持ちが伝わってきますから。この俳優は本当にいいです。

後半顔を白く塗ってスリー・ピースのスーツにネクタイでビーチに向かいます。この時点でもうおかしいです、このおっさん。汗がひたいから流れ落ち、化粧もとれてきます。。。。。

そりゃ暑いやろ!

夏のビーチにスーツって。。。。。おっさん気色悪いというよりグロテスク。当たり前や!

一応タジオはギリシャ彫刻のような美しい少年ということになっています。確かにきれいな顔立ちでパッと見女性に見えます。

回想シーンではグスタフが娼婦を買うシーンがありますし、結婚してて娘もいます。いました。(娘は死んでしまいます。)

しかもビーチにはかわいいねえちゃん一人もいません。

だからグスタフはゲイというより芸術家として美を追求していった結果、彼に魅了されてしまったと言うことなのかもしれません。

美少女を追い求めるグスタフじゃ単なるロリコンになってしまい、ドイツ芸術家としての高尚なイメージがなくなってしまうので美少年に惚れたのは正解かもしれません。

でもあの白化粧がヴィスコンティの耽美世界なのか?芸術とコメディは紙一重かも。。。。。

バイバイ






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Last updated  2006/06/01 03:07:31 AM
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