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2011.11.20
カテゴリ：ミステリー
本日ご紹介するミステリーは、岡嶋二人さんの「
 ダブル・プロット」です。 「記録された殺人」に三作を足した作品になります。 ●あらすじ（ダブル・プロット） 実際の新聞記事からミステリーを書くことになった岡嶋二人。しかし、別の出版社から同じ新聞記事を伝った同じ企画を持ち込まれる。 ●簡単な感想 新しい作品は「こっちむいてエンジェル」「眠ってサヨナラ」「ダブル・プロット」です。 「こっちむいてエンジェル」と「眠ってサヨナラ」はシリーズ作品ですが、この二作のみのシリーズとなります。女性編集者が探偵役です。 以下はネタバレを含む感想です。 読まれた方のみ反転してご覧ください。 こっちむいてエンジェル…伸子さんの記憶力がすごいです。注意深くきちんと人の話を聞くことから探偵ははじまるのだと思いました。この話のような展開で赤ちゃんがどうにかなる確率は相当低いとは思いますが、無事で良かったです。 眠ってサヨナラ…奥さんの方が収入が上だとプライドが傷つく男性は結構いるようですが、だからといって睡眠薬を飲ませていい道理があるはずがないです。真由美さんのように亡くなる可能性だってあるわけですから。そこまで考えが及ばない程度だからヒラなんでしょうけども。愛しているのが事実ならなおさらそこまでする必要がわかりません。 ダブル・プロット…もともとの原稿を読んでみたかったです。真相をついていたかどうかはともかく、本当にあった事件を小説の題材にしようというのはいささか不謹慎な気がしますが、当時はそういうこともなかったのでしょうか。岡嶋さんのように書きにくくなると思いますし、作った記事で良かったように思います。実際の岡嶋さんのたちの執筆状況も興味があります。 以上です。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2011.11.20 21:44:10
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