経営戦略の前提が変わる
経営戦略とは、組織の目標を達成する為に、組織活動を外部環境及び内部環境の各源泉から、いち早くその変化を掴み計画的に適応させる体系的な道筋・仕組みやシステムの事を言います。組織を取り巻く環境は、急激な変化や多様化の為、不確実性の時代となっています。全体の調和が上手くとれないとか、各セクションがバラバラで活動していることが多くなっているのではないでしょうか?組織の強みを活かして戦うという経営戦略自体が前提としなければなりません。1)先進国における少子高齢化、労働力不足 最も前例がなく劇的で最も予測困難な問題です。 大量移民の問題が起こり、政治は不安定となりつつあるのでは? また、定年後(まだまだ働くことが出来る人間)の知識労働者の活用が、 キーポイントになります。2)支出配分の変化 ドラッカー先生は、支出配分の変化こそ、 あらゆる情報の基本だと提言しています。 しかも、必要な情報の中では、むしろ手に入れ易いものでもあると。 支出配分は、一度落ち着けば、そのまま続きます。それはトレンドです。 21世紀の成長産業を探らねばなりません。 医療と教育は成長部門であり続けています。 不確実ですが、環境関連に輸送インフラには注目する必要があります。 また、退職後の個人を対象にした金融・保険サービスは今後も成長を続ける 可能性が大です。3)コーポレート・ガバナンスの変容 我々は経営の概念そのものを変える必要があります。 すべての組織が自らにとっての成果の意味を 短期的にも長期的にもバランスが整う様にする為に徹底して、 検討する必要があります。4)グローバル競争の激化 グローバルな競争力の強化を経営戦略上の目標としなければなりません。 TPPをはじめてする各協定の締結は、避けてばかりはおれないです。5)政治の論理との乖離 きっと、物以外にも、サービスや人の移動が自由になります。 減免税による優遇や高関税による保護等は、無いものだと考えて、 経営上の判断を行う事が必須です。 また、利益があがるからという事由だとしても、 自らの事業の定義と経営戦略に合致しない事業に進出してはなりません。 特に買収による事業の拡大は避けなければなりません。組織の発展は、提携、パートナーシップ、合弁等の、他の組織との協力により実現されていく時代になっていくと考えています。 おひとり、おひとつのクリックが励みになっています。 にほんブログ村↑是非クリックして下さい。