劇団M.O.P.『阿片と拳銃』
先週は、高知市民劇場の例会だったので、演劇を観に行きました。劇団M.O.P.の「阿片と拳銃」です。すごく面白いお芝居でした。いつも、面白いと思ったら2,3回は観に行くことにしています。(会費だけで、何度でも観られるので)今回は、2度行きました。それから、キムラ緑子さんはテレビでよく拝見してますが、テレビで見るよりずっと若くてきれいで素敵な方でした。朝ドラの「純情キラリ」や「ちりとてちん」で見たのとは全く違っていました。さて、お芝居の内容はというと・・・1931年の東京で、3人の男女(ヒカル、守山、滝口)が出会います。その中の二人(ヒカルと守山)が数年後に偶然再会して結婚、上海に渡ります。その上海で、今度は滝口とも再会します。3人の再会から2日後、守山はヒカルと滝口の目の前で射殺されてしまいます。その後、ヒカルと滝口は結婚し、息子が生まれます。でも、二人の仲はうまくいかず、ヒカルは度々恋人を作って家出を繰り返します。滝口は映画監督となりますが、「阿片と拳銃」という映画を作っている最中にガンに侵されます。家を出ていたヒカルは、滝口がガンに侵されていることを知り、最後くらいはやさしくしようと戻ってきます。それから、数十年後の1979年、ヒカルはある老人ホームで、友達も作らず、ホームの嫌われ者として孤独に暮らしていました。そんな中、ある驚きの事実が発覚します。(何がおこるかは、秘密にしておきますね)1931年から1979年まで、時代を何度も行き来しながら話が進んでいきました。3人の出会いのシーンなんて、最後だったし・・・。その演出が素晴らしいと思いました。それぞれのシーンがまるでパズルを合わせていくようで、すごく楽しめました。俳優さんたちは、衣装を何度も着替えなくてはならないし、年をとったり若返ったりと、大変だったろうなと思います。また、涙がホロリとする場面もあって、感動的でした。今回の例会にはお楽しみが3つあるとのことで、何かな~と思っていたんですが、まず、1つ目は・・・お芝居の終わった後で、出演者全員と演出家のマキノノゾミさんによる楽器演奏と歌です。キムラ緑子さんのトランペットと歌が聴けるなんて感激でした。皆さん、すごく上手いんですよ。びっくりしました。2つ目は、記念撮影。終わった後、俳優さんたちと一緒にパチリ。一生の記念になりました。3つ目は、あいこじゃんけん。1回目に観に行った時は、マキノノゾミさんと会員全員でじゃんけんして、あいこだった人だけ(10人くらいだったかな・・)がプレゼントがもらえます。結果は・・・もらえませんでした。2回目に観に行った時は、小市慢太郎さんとじゃんけん。 わたしはもらえなかったけど、夫がプレゼントをもらいました。プレゼントは素敵なポストカードのセットでした。劇団M.O.P.は、あと3年で解散だそうです。こんな素晴らしいお芝居に出会えたばかりなのに、残念でなりません。もっと観たかったなぁ。風と樹と空とフリー素材