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2012.03.07
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カテゴリ:ボードゲーム

 平日の午後に暇をもてあます有閑貴族たちによるゲーム会。仕事中の人もいたけどw

●カンパニー
カンパニー.JPG

 Product Artsがゲームマーケット大阪で頒布したデック構築系ゲーム。以前から「世界水準のボードゲームを作る」と豪語されており、注目されていた。おそらく多くの人が(もちろん私も)「いきなりそれは無理じゃね?」と思っていただろうが、プレイしてみて脱帽した。これはまごうことなく世界水準のゲームだ。

 詳しい説明は検索すればヒットするサイトを参照していただくとして、端的に言えば「一手間足した『ドミニオン』」だ。こう書くとオリジナリティのないゲームのように思えるかもしれないが、もちろんそうではない。デック構築の祖と言える「ドミニオン」は余分な要素を削り落として作られた完成形なので、そこに一手間足すと、たいていはそれだけでクソゲー化するのだ。デック構築ゲームをおおざっぱに「『ドミニオン』+一手間」系と「デック構築要素もあるけど他の要素が占める割合も多いよ」系の2つに分けると、前者で面白いゲームに仕上がっているものはほとんどなく、「これをやるなら『ドミニオン』やった方がいい」というものばかりだ。だがこの「カンパニー」は、一手間足した分だけ要素を削っており、ゲームの重さ的には差し引き0にして、かつ「ドミニオン」とは違ったプレイ感を出すことに成功している。

 具体的に言うと、「カンパニー」では勝利点(「ドミニオン」における「属州」や「屋敷」など)を購入するのに通常のお金は使えない。そのお金でいったん商品駒を購入して、それを売却することで手に入る専用のお金を使ってやっと勝利点が手に入る。これが一手間増えた要素。では減った要素はというと、「勝利点はゲーム中は邪魔カードでしかない」というところ。勝利点である資産カードは通常のお金として使うことができる(しかも結構価値が高い)ので、これを購入することでプレイが停滞するどころか加速する。「勝利点を買うのに手間がかかるが、買っても減速しない」ので、プレイ感はだいたい「ドミニオン」と同じくらいの重さになっているのだ。ほかにも「不動産」カード(場に出しっぱなしで永続効果を持つが維持費がかかる)や「負債」カード(「ドミニオン」での呪いのようなもので、簡単にデックに入ってくるが除去も簡単)といった要素もあるが、どちらもマイナーチェンジの域にとどまっており、一番大きいのはやはりこの勝利点購入システムだろう。

 久々のデック構築系ゲームだったので、この日はアクション増やしすぎて大変だったw システムとテーマが非常にマッチしていて、プレイ中は「店舗欲しいけど高いからなあ……しばらくはネット販売で資金稼ぎしよう」とか「金がないから借金して、借りた金で借金返して、また借金して……自転車操業過ぎる!」とか、終始生々しい発言が飛び交っていたw 強力な経営者カード(手札から資本金を捨てると他プレイヤーの山札に資本金を追加するという、「ドミニオン」の「金貸し」と「魔女」を足して2で割ったような能力を持つ。超強いw)によって高額得点カードを複数購入した私が勝ったが、低額得点カードを多数購入していたいたるさんと僅差だった。前述のように勝利点カードにもゲーム中の有用性があるので、高い得点カードばかり買うべきというわけでもなさそうだ。

 欠点も挙げておくと、ルールの読みにくさは最悪と言っていい。デック構築系ゲームを充分に知っている人が読んでも分かりにくい。知らない人が読んだらどんなゲームかさっぱり分からないだろう。コスト削減のためにルールのページ数も抑えた感があるが、ここは是非改善して欲しい。個別経営者カードはどうしても初期能力に差が出てしまうので、基本的には全員「アントレプレナー」として、他の経営者カードは何枚か場に出して購入できるようにした方がいいかも。また、上級ルールを使うと勝利点カードのゲーム中の価値が下がり、やはり「ゲーム中は邪魔なカード」となってしまってゲームが停滞するので、蛇足な気がする。とはいえ、デック構築系は何度かやらないと見えてこないところも多いので、1回やっただけでの判断は早計かもしれない。繰り返しプレイしてみたいし、拡張の発売にも期待したいゲームだ。

3/17追記:
 購入はProduct Artsの直接販売を強くお勧めする。某ネットショップでも取り扱っているが、その店は基本的に和訳のないゲームを売っているにもかかわらず、その事実が各ゲームのページでは確認できないようになっている。“よく問い合わせをいただく”にもかかわらず、だ。あまり誠意のあるサイト作りとは言えないだろう。また、そのショップから「カンパニーを紹介して欲しい」と依頼があったサイトもあるそうだが、うちには来ていない。


●サンタクルーズ
サンタクルーズ.jpg

 詳しいルールはこちら↓
シミーズのルールを読んでノットフォーミー:サンタクルーズ
 ※ブラウザ上だと文字が消えてるかもしれませんが、ダウンロードすれば読めます。

 2ラウンドに渡ってカードをプレイし、駒を置いて得点を稼いでいくが、1ラウンド目は準備ラウンド。よほど動きがあからさまでない限り、他プレイヤーがどの決算カードを持っているかは読めないので、無理に広く浅く受けるよりは自分の決算カードだけ気にして高得点のスペースを押さえ、余裕を持って場所カードを使い切ることを考えた方がいい(川が非常に使いにくく、下手をするとどこにも駒を置けず捨て札になってしまうのだ)。「●●1つごとに×点」系カードは比較的読みやすいので、他プレイヤーがそれを持っていると思ったなら追随してもいいかも。

 2ラウンド目から俄然面白くなる。1ラウンド目に使われた決算カードを残したのか、新しく引いた方を保持したのか。確実に得点できる要素があるか。あるならどこでそれを押さえるべきか。1ラウンド目のぬるさとは比較にならないせめぎ合いになるw

 1ラウンド目には全然得点できなかったので、半ば諦め気味に他プレイヤーの妨害にしかならない「火山タイル上の駒を取り除き、1個につき-2点」決算カードを含むセットを選択。しかし優しい他プレイヤーの皆さんが見え見えの釣りに引っかかってくれ、噴火で大ダメージを与えることに成功。その後も棚ぼた的得点を2度もらい、自分のプレイングと言うよりは他プレイヤーのミスによって僅差で勝利。軽くてシンプルなので私の好みではないが、そこそこ面白い。要素の多い重量級をやったあとに、頭を休める感じでやるにはいいかも。


●アクアリウム
アクアリウム.JPG

 いたるさん持ち込みのこれ。テーマからは想像もできない、資金カツカツ競り&維持費ゲーだったw 場に出た熱帯魚カードを購入し、維持費(餌代)を支払い、ゲーム終了時に持っている熱帯魚のセットを作って得点するゲーム。

 手番ごとに、パスするとお金がもらえて場に熱帯魚が1匹増える。パスせずに場の熱帯魚を購入したい場合、そう宣言する。ここで他プレイヤーは、手札を使って場の熱帯魚を減らしたり、増やしたり(購入コストも増える)、自分の熱帯魚と交換したりする。そのあと、やはり他プレイヤーは購入コストを倍(!)にしたり、±1したり、半額(!)にしてその分のお金をもらったりする。最終的に決まった場の熱帯魚と購入コストを考慮して、手番プレイヤーは買うかどうか決める。

 場の熱帯魚を増やすとき、「餌の時間」カードが出たら維持費支払い。でかい熱帯魚ほど高得点だが、餌代もかかる。しかも得点になるのはゲーム終了時だけなのに、「餌の時間」カードは4枚もあるw 餌代が支払えない分は餓死w 当然後半に多くの熱帯魚を買った方がいいわけだが、高得点を得るには「同色で違う大きさの熱帯魚セット」とか「同じ大きさで違う色の熱帯魚セット」を作らないといけないので、どうしても欲しい熱帯魚が出たら早い時期から購入しなければならない。

 3人だったのでまだましだったが、このゲーム、最大6人でプレイできるらしい。そうなると購入時にどのカードが残り、購入コストがいくらになるかなんてまったく予想できないので、ゲームになるかどうかすら怪しいw

 どうせ餌代払えなければ餓死するので、あまり熱帯魚を買わない方向でプレイしてみた。結果として得点はトップタイとなったが、逆に食料を余らせてしまい、タイブレイクで負け。まあカオスゲー好きならどうぞw


●ギザ:偉大なるピラミッド
ギザ.JPG

 詳しい解説は後日。

 先にプレイした「サンタクルーズ」に似た感じで、1王朝期序盤は準備段階かな。最初は選択肢があまりないので、手番順や追加アクションにほとんど意味がなく(駒をあんまり移動させないから)、食料を2回生産して(気が向いたら工芸品を作って)そりを押すだけとなりがち。しかし1個目のピラミッドパーツが建設用地に置かれた途端にシビアになる。次にどのパーツを押し進め、どこに置くのか。決算が発生するタイミングを読んで工芸品を作ったり、リフトに人を送り込んだりしなければならない。そりが一気に進むのか、1歩ずつ進むのかによっても労働者駒を配置すべきエリアは変わる。他プレイヤーの駒を餓死させるようなチャンスがあれば積極的に狙っていきたい。逆にラー神殿での決算が近そうなら、あえて餓死するのも面白い。

 繰り返すが、序盤はやや淡々と進むので、4人プレイ時でも土台パーツを1個置いた状態から始めた方がいいかもしれない(3人プレイ時には土台と中段パーツを1個ずつ置いた状態から始めるようになっている)。

 いたるさんと2人、序盤は割といい調子で得点を稼いでいたが、私は後半に食料と工芸品が乏しくなって息切れ。冠石パーツの引き上げ、装飾、ラー神殿決算に絡めず敗退。「ユーロゲームは地味すぎるが、アメリカンなゲームは要素が多すぎる」という贅沢なゲーマーにお勧め。






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Last updated  2012.03.17 07:51:20
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