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カテゴリ:きいろいとり と しろいとり
長老はきいろいとりに低く静かな声で言いました 「それは100年に一度流行ると言われている疫病じゃ... 残念ながら治す手立ては無い」 きいろいとりはそれを聞くと 狂ったように大きな声で 「仲間達が...うぅ...」 と泣き叫びました しろいとりは思いました 「いやしの実 なら 絶対に病を治すことができる」 そして直ぐに 「あの もし宜しければ私の...」 と 言いかけて ハッと思い...口を閉ざしました 何故なら 仲間...? そうだ 自分はかつてこのきいろいとりやきいろいとりの”仲間”達に 「仲間ではない」 と言われたのだ 仲間でもない自分が きいろいとり達を救う必要などないのではないか... 自分には関係の無い話なのだ そうです... 昔のしろいとりなら そんなことは思いもつかなかったのに 中心の森のきいろいとり達にさんざん冷たくされて 心が傷つき 1羽で寂しい思いをしているうちに 前よりも冷たく悲しい心が芽生えてしまっていたのです ~第17羽へつづく~ ↑いつも読んで頂いて有難うございます↑ ポチっと応援して頂けると嬉しいです 迷子のオカメインコを探しています ずっと鳥さんを探し続けているご家族様がいらっしゃいます どうぞ皆様ご協力をお願い致します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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