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2005.09.07
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ドイツ選挙まで、約10日余りとなりました。



アンジーとシュレーダーの討論戦から始まって、

昨日はまるでCDUのまわしものかのように(笑)
彼らのカラーマーケティングについて色々と書きました。




さて、昨日の続き



どうして問屋が卸さなかったのか!?






ドイツの色彩心理学者いわく、一言


「Zu viel」= too much



 
そう、やり過ぎなのです!



オレンジは、ただでさえ目を引き、動的な色。

言い方を換えれば、使いすぎるとうるさくなってしまうのです。

『主張』が目立ち、上辺のみ的な印象さえも与えます。





さらにオレンジは、70年代に様々なプロダクトで人気だったため、

”レトロ”な雰囲気も呼び起こすことから、

その時代にファンキーな音楽や、楽しい思い出のある年代の人々に

とても好まれる色でもあるのです。





そんな理由からも CDUのみでなく、一般の会社のコーポレーションカラー、

プロダクト、そして人々のネクタイ等

あらゆる所でオレンジの『主張』が見られるのです。




ということは、溢れるオレンジ人気の中で、

CDU=オレンジ  という印象を作るための余りの使いすぎに



色が一人歩きしてしまっているのです!!!




ここが問題!







オレンジの力を借りて『友好的』で『親しみやすい』イメージ作り。

それは賢い色選択でしたでしょう。



しかし『Too much』となってしまっては、そういったイメージを通り越し


ただの


オレンジ軍団



に過ぎなくなってしまうのです。





カラーマーケティングはあくまで助けになる力であって、

その色のみが目立ちすぎてしまったら、効果の程も期待を下回るでしょう。




これは、パーソナルカラーにおいても同じです。

自分のパーソナルカラーは、色のみが主張するためでなく、

自分自身を引き立たせるために色を用いるのです。

『色』としての印象を作り出すのではなく、

そこから醸し出す全体の印象を作り出すことが大切な事。







全てはバランス。







さて、話を一番元に戻しますね。




討論戦では、数々の厳しいルールが引かれました。



◎アンジーが『女性』であることが影響を及ぼさないように

◎特に目立つ、CDUのカラーマーケティングが影響を及ぼさないように



あくまで全て、フラットな条件での討論になるために。





どちらの党にも属していない色として

そして 空気、空のように壮大な広がりを持つ色として


スタジオの色は『青』 が選ばれました。



RTL(放映局)のロゴとして赤、金、黒の色が文字に使われた以外

少しでも、どちらか一方の党を思わせる色使い

例えばCDUのオレンジやそれに近い物は全て取り除かれました。





候補者アンジーとシュレーダーの服装は、『黒』。



  angieschul



作り上げられた外見の、『やわらかい』アプリコットアンジー
『友好的』オレンジアンジーはここにはありません。





勿論あらゆるパーソナルトレーニングとコーチングを受け、

発言内容をもコントロールされ、

まるでCDUのロボットのような存在にさえ感じさせられる彼女でしたが



結果は人々が思っていた程悪くはありませんでした。


貫禄もあり、人々にも好かれるベテランシュレーダーに対し、

良くあそこまで頑張ったと言う意見も多くありました。




この先、どうなってゆくのでしょうか。


もしもアンジーが勝利を得た場合、その後の彼女の服装は、
どのように展開されてゆくのでしょうか。




ドイツ選挙、目が離せません。








◆自分たちを売るためのカラーマーケティング

◆一人歩きしてしまったカラー

そして

◆影響を及ぼされないように作られた空間とルールも又、カラーの仕業





選挙戦で見られる様々な色彩トリック




たまにはこんな風に選挙を見てみるのも

ビジネスや身の回りのヒントになるのではないでしょうか。






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Last updated  2005.09.07 17:57:08
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