これもカラーセラピー/病院の色、出産の色。
鮮やかなオレンジ色をしたバスタブ!これは、水中出産用のバスタブです。ベイビーを迎える病院を、Wiesbaden内で二箇所見学に行きました。このオレンジ色のバスタブは、そのうちの一つに施された設備。そこではバスタブのみならず、廊下の壁から床、そして授乳室のソファやカーテンなども全てオレンジで統一されており、例えば「どうだった?」と感想を聞かれたならば「オレンジだった!」と答えたくなる強烈なイメージ。けれども実はこの写真、私がPC上で色を変えた、いわゆる”イメージ画像”のようなもの。何故かと言うと、訪問見学の際にカメラを忘れてしまったのです~・泣なので脳の記憶をたどりつつ、もう一つの病院の画像を使ってこちらを作ってみたという訳です。(でもでも、イメージはつかめますでしょ?苦笑)又、分娩ベッドのある部屋にも天井に大きなオレンジのランプが取り付けられていました。(スイッチによって色は変化させられますが)ここまで来ると、オレンジの洪水に極度に刺激され続けた私の『色センサー』、質問なしではいられません!笑「こちらのカラーコンセプトはオレンジのようですが、何か理由があるのかしら?」その問いに、案内してくれていた助産婦さんは答えます。「オレンジは子宮の色ですからね♪子宮の中は暗くとも、光に透けて、薄暗いオレンジの空間で過してきた赤ちゃんが外に出た時、この色に囲まれて安心するのです。」そうなんだ~・・・・・って、ん?子宮の色はオレンジ????そうだっけ?そうなのかしら?子宮もひとつの内臓器官よね、それが、オレンジ・・・・と、少し腑に落ちないままとりあえず帰宅。そして早速子宮の色をPC検索してみると・・・・生肉の色!そう、ステーキを『レアで♪』とお願いした時の、あのピンク色でした。やっぱりそうよね、と、一人納得しながらも、オレンジの空間でママが”ほっこり”出来る事、出産ブルーを防げる事など『子宮』の件を横に置いてもそれなりの”オレンジポジティブ効果”が考えられるのは確かでした。その後もうひとつの病院を訪ねます。ここにも勿論設置された、水中出産用のバスタブ。色はノーマルな『白』。すかさずオレンジの子宮の話を持ち出してみますと、「子宮の色は、どちらかと言うとこの色よね。」こう言って、天井から吊るしてある、ぶらさがり用の紐を指す助産婦さん。「けれども、生まれたての赤ちゃんに色の識別はできないものね。大切なのは、空間を子宮の色にするより穏やかで安心できる雰囲気の中で誕生させてあげる事。周りに居る人々の態度、雰囲気がものを言うでしょう。光は明るくせずに、ぼんやりとした明るさの方がショックがなく居られるわ。」説得力のある話です。赤ちゃんの色識別能力に付いては又別の機会に触れますが、『穏やかで安心できる雰囲気』の重要性、これは私の希望そのものでもありました。又、この病院の壁はソフトな色使い。一見面白みが無くも見えますが、産後数日滞在する部屋の廊下はこんな感じ。ゆっくりとした間隔で、壁一面のライトの色が変化します。これ、カラーセラピーライトそのものと言っても過言ではないでしょう。私は2つの病院しか訪ねていませんが、様々な病院を見比べて発見できるその個性、どれがあなたにあっているか。どれが私にあっているか。説明会の話の内容やその他諸々の要素に加え、”アンビエンテ”も自分に心地良い病院を選ぶひとつの鍵となるでしょう。ちなみに私は、自宅から徒歩5分強で行かれる事、通っている産婦人科がその病院に隣接している事なども含め、2番目にご紹介した方の病院でファミリールームの予約をしてきました。