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【日本が世界のリーダー】である為に

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2011.02.03
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カテゴリ:カテゴリ未分類
復帰まで半年以上掛かる怪我に携わる事もあります。


七ヶ月以上掛かって復帰した選手から、


『怪我した瞬間に心が折れました。

松葉杖が外れて、徐々に歩けてきて、徐々に走れてきて、嬉しかった。

でも3ヶ月位して変化が感じられないあの時期が、一番キツかったです。

正直、もう良いや。

辞めようかな。って思った事もありました。

だってあの頃、辛いだけで、

どんなに頑張っても、なにも変わらないような感じだったんですもん。

もう、戻れないのかな?って。

フジタさんを信じてやってきて、

良かったです。』



純粋に嬉しい言葉。


普通は怪我をしたくてする選手など居ないです。

僕らは毎日が現場だから、毎日を現実の真実の中で生きてるから、

当たり前ですが、誰でもそうですが色々あります。


光り輝いていた人の、絶望の淵に携わる時もあります。


賞賛賛美が、一瞬にして罵声非難に変わる世界で生きている人とも、お付き合いさせて頂いてます。


日本代表に選ばれれば、賞賛を受け、

試合に出てゴールを外せば、罵声を浴びる。

見ず知らずの人から、ワンプレーのミスから、人格否定までされる事すらあります。

そんな世界です。



絶好調の時に、うち(フジタ治療院)に来る人は殆どいないです。


殆どの皆様が、何処に行っても治らなくて、絶望の手前のような時にご縁を頂く事が多いです。


10年ぶりに男子プロゴルフ・ツアーで優勝したセリザワ信雄プロも、今から7年前の2005年に初めてフジタ治療院に来た時は、検査するのに腕立て伏せの姿勢すら取れなかった。

初めての問診で、信雄さんからの初めての一言が、

『後3カ月ゴルフが出来るカラダにして下さい。』

でした。

当時、その言葉を聞いて、僕の方が実は驚きました。


それがその一年後、信雄さんの成績が国内20位が取れるくらいまでに戻って来て、

もう一度優勝を目指すには、根本的なオペが必要で、

そこからオペを、私から勧めました。


オペが出来る身体になるまで二年以上掛かった。

プロの場合、身体のバランスを調えてからオペをしないと、復帰しても元のレベルの感覚が取り戻せなくなる事もあり、

オペ前の治療にはナーバスになりました。


今では信雄さんと一緒に笑って話せる話ですが、7年前はお互いに作り笑顔が必死でした。



怪我に限らず、人は気持ちさえ折れなければ、生きて行けるんだと思います。

‘孤独’と‘絶望’、この二つさえ回避出来れば、人は前を向いて生きて行けると思ってます。


少なくとも私はそう信じてます。


人は誰でも一人では生きては行けないです。

生きている以上、常に不安も抱えています。


‘孤独’にしない。
‘希望’を繋ぐ。


リハビリは地味で辛くて苦しい事の繰り返しです。

でも、誰も変わってはくれないです。

やった分しか、返って来ないです。



単に怪我を治すなんて感覚は、僕にはないです。

選手生命という命を、一日でも、一秒でも長く、

少しでも、より光り輝くように、


その人の人生と、選手生命という命と向き合ってます。


命と向き合う。


もっと、命と向き合いたい。



そして、

目の前の患者様、ご縁ある周りの皆様の心が折れないようにする事も、

僕らの大きな役目だと思ってます。





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Last updated  2011.02.03 20:57:22
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