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《櫻井ジャーナル》

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2012.08.03
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 シリアの戦乱がコントロール不能の状況、つまり外部からの働きかけがないと収拾がつかないというイメージを広めたいのか、オーストリアのメディアが写真を改竄、背景を普通の街中でなく、廃墟に変えて掲載したことが発覚、インターネット上で話題になっている。

 この新聞が出た直後、コフィ・アナン元国連事務総長はシリア特使を辞任する意向を示した。戦闘が泥沼化して調停作業が困難になっているということのようで、アメリカ政府は辞任の原因はロシアや中国にあると主張しているようだ。シリアのバシャール・アル・アサド体制を転覆させようというNATO/アメリカの計画に逆らうロシアや中国がいるから戦闘が長引いているということのようだ。

 これに対し、虐殺のあったホウラを訪れた東方カトリックの修道院長は「皆が真実を語れば平和は回復する」と語っている。「西側」のメディアがホウラでの虐殺を政府軍側によるものだとしていたのに対し、サウジアラビアの支援を受けたスンニ派のサラフィ主義者(ムスリム同胞団とつながる)や反政府軍に参加している外国人傭兵が虐殺を実行したとしていた。つまり、「西側」が真実を語らないことが戦乱の原因だと言っているのだ。

 ベトナム戦争のフェニックス・プログラムにしろ、ラテン・アメリカの親米独裁政権が実行した「死の部隊」による虐殺にしろ、アメリカの「テロ人脈」は自分たちに服わない政権を暴力的に倒し、住民を容赦なく殺してきた。(詳しくは拙著『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない』を)シリアでも同じことをしているだけだ。





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最終更新日  2012.08.03 22:33:35



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