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《櫻井ジャーナル》

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2014.07.28
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 ウクライナ東部、キエフ軍と反キエフ軍が戦うドネツクの上空でマレーシア航空17便(ボーイング777)が7月17日に撃墜されたことを切っ掛けにして、IMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が注目されている。クーデターで実権を握ったアメリカの傀儡体制に対してIMFが東部や南部の制圧を命令しているということが理由ではない。

 今年1月15日、ラガルドはワシントンDCにあるナショナル・プレス・クラブで講演しているのだが、その際に「数秘術」の話をした。まず「7」に注目させ、今年は2014年、つまり2+1+4=7だと説明する。今年はブレトン・ウッズ協定の締結から70年、つまり7+0=7。ベルリンの壁が壊されて25年、つまり2+5=7。金融危機から7年。今年は画期的な年になるという御託宣だ。その7番目の月にウクライナではMH17が撃墜され、ガザではイスラエルの攻撃で建造物が破壊され、多くの人が殺されている。

 いずれも人為的な出来事であり、「予言」ではなく「予告」することができる。前にも書いたことだが、18年前の7月17日にニューヨークの沖でTWA800が墜落しているのも「奇妙な偶然」。

 アメリカ/NATOはMH17撃墜の件でメディアを利用してロシアを「悪魔化」し、同時に住宅街を破壊し、住民を虐殺してロシアを挑発している。もしロシア軍が出てくれば戦争ということ。アメリカとロシアが戦争になれば、核戦争になる可能性が高いのだが、アメリカのネオコン/好戦派は圧勝できると信じているようだ。1963年当時と似た雰囲気だと言える。そのときはジョン・F・ケネディ大統領が先制核攻撃を阻止したが、バラク・オバマにそうしたことは期待できそうもない。

 ところで、オカルトを馬鹿にしてはならない。ナチスはカルト集団だったのである。





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最終更新日  2014.07.29 01:45:06



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