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《櫻井ジャーナル》

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2016.08.29
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中国海軍の関友飛少将がシリアを訪問、軍事的な連携の強化が話し合われたようで、軍事訓練だけでなく、戦闘機を派遣するという話が伝わっている。シリアでバシャール・アル・アサド体制の打倒を目指している武装集団の中心はサラフ主義者/ワッハーブ派やムスリム同胞団だが、チェチェンやウイグルなどからも参加している。最近、アメリカの支配層は東アジアでの工作に積極的で、ウイグル族を使った破壊工作を中国側は警戒しているだろう。

 そのシリアでアメリカ政府は停戦合意を利用、侵略体制の立て直しを図っている。まずアル・ヌスラやダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を整理し、新たなタグのジャバハト・ファテ・アル・シャム(レバント征服戦線)を戦闘集団につけ、ロシア人やイラン人を殺すと公言している。脅しのつもりなのだろう。

 例えば、元CIA長官のマイク・モレルはシリアを侵略して制圧するという計画をロシアやイランが妨害していることに怒り、チャーリー・ローズが8月8日に行ったインタビューでそのように語っている。また、8月22日にはアメリカ国防総省の広報官、ピーター・クックは自分たちが中心になっている連合軍を守るために必要ならシリアやロシアの戦闘機を撃墜すると語っていた。口先でロシアのミサイルや爆撃機を押さえ込めると考えているのだろうか?

 ネオコン/シオニストをはじめとするアメリカの好戦派は1991年にイラクへ軍事侵攻して以来、アメリカが軍事的に何を行ってもソ連/ロシアは出てこないと思い込んでいるようだ。しかも、その年の12月にソ連は消滅、アメリカには迎える国は存在しないという前提で1992年の初めに国防総省のDPGという形で世界制覇プランを描き上げた。

 フォーリン・アフェアーズ誌の2006年3/4月号に掲載されたキール・リーバーとダリル・プレスの論文で、アメリカ軍は先制第1撃でロシアと中国の長距離核兵器を破壊できると主張していた。アメリカの支配層は今でもそう考えている可能性がある。





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最終更新日  2016.08.29 05:08:13



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