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《櫻井ジャーナル》

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2017.02.22
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ロシアの国連大使、ビタリー・チュルキンが2月20日に急死した。心臓発作だという。翌日が65歳の誕生日だった。チュルキンはシリアへ自らが軍事侵攻しようとするアメリカの前に立ちはだかり、国連で奮闘してきた外交官。ロシア政府でも重要な役割を果たしてきた人物だ。それだけでも話題になるのだが、ロシアの幹部外交官が連続して死亡していることからさまざまな憶測が流れている。

 例えば、昨年12月19日にトルコのアンカラでアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が美術展覧会場で射殺され、今年1月9日にギリシアのアパートで54歳のアンドレイ・マラニン領事が変死、1月26日にはインド駐在のアレキサンダー・カダキン大使が心臓発作で死亡している。





 その前、2015年11月5日には、アメリカ支配層が憎悪しているRTを創設、ウラジミル・プーチン露大統領の顧問も務めていたミハイル・レシンがワシントンDCのホテルで死亡している。死亡して約1年後に発表されたアメリカ側の公式発表によると、泥酔状態で転倒、頭部を強打したことが原因だという。誰が体内にエタノールを注入したかはともかく、それが事実ならすぐにわかるだろう。なお、死亡直後、家族は心臓発作だとしていた。



 アメリカをはじめとする西側の有力メディアは偽報道のオンパレード。事実を重視、信頼されているが有力メディアから無視されている西側の人びとに発言の機会を与えることでロシアのメディアは信頼度を高めているが、そうした方針の中心にはレシンがいたのだろう。

 2016年8月、マイク・モレル元CIA副長官(11年7月1日から9月6日、12年11月9日から13年3月8日の期間は長官代理)はチャーリー・ローズのインタビューでロシア人やイラン人に代償を払わせるべきだと語った。司会者からロシア人とイラン人を殺すという意味かと問われると、その通りだと答え、わからないように、と付け加えている。このモレルは昨年の大統領選でヒラリー・クリントンを支援していた。



 これで話題にならない方がおかしい。ロシアとアメリカが逆だったら、大変な騒動になっていることだろう。ネオコン/CIAはロシアに対する直接的な戦争を始めた可能性がある。目を塞いでも事態は進む。





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最終更新日  2017.02.22 03:53:45



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