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《櫻井ジャーナル》

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2017.04.21
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シリア軍が戦闘機などをロシア軍の使用しているフメイミム基地へ移動させているとアメリカで報道されている。いわゆる未確認情報だが、アメリカ軍からのさらなる攻撃を避けるために移動させても不思議ではない。

シリア国内に配備されている高性能の防空システムS-300やS-400は基本的にロシア軍を守るために使われ、アメリカ軍が4月7日未明に59発の巡航ミサイルのトマホークを駆逐艦のポーターとロスから発射、そのうち23発が到達したというシリア軍のシャイラット基地にはなかっただろう。

アメリカ軍はS-400の迎撃をさけるため、トマホークをレバノン領空経由で撃ち込んだと考えられているが、それでも5発は途中で地上に落下、残りは地中海に落ちたと見られている。2013年にも話題になったECM(電子対抗手段)が使われた可能性が高い。

これまでシリアでの空爆を繰り返してきたイスラエル軍もロシア軍を巻き込まないようにしてきたが、その一因はS-300やS-400を避けるためだったと推測する人もいる。

しかし、3月17日未明にシリア軍は領空を侵犯して空爆した4機のイスラエル軍機のうち1機を撃墜、別の1機に損傷を与えたと言われている。撃墜をイスラエル側は否定しているものの、事実である可能性が高い。アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)など反シリア政府軍を支援する目撃で空爆したと見られている。イスラエル軍機を撃墜したS-200はS-300やS-400に比べると性能が低い。それでも撃墜できるということだ。

このイスラエル軍機撃墜に対する報復という見方もある4月7日の攻撃を受け、ロシアやシリアはECMや長距離の防空システムを強化するだけでなく、中距離や短距離の防空システム、携帯型のシステム、あるいは機銃などの配備を進めると見られている。そうした対策の一環としてシリア軍機をロシア軍が使っている基地周辺へ移動させても不思議ではない。





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最終更新日  2017.04.21 15:42:11



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