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アメリカのドナルド・トランプ政権は2月1日にINF(中距離核戦力全廃条約)の破棄をロシア政府へ通告、それを受けてロシア側は条約義務の履行停止を宣言した。アメリカの戦争マシーンに組み込まれつつある日本にとっても無縁ではない。 例えば日本政府が導入するとしている弾道ミサイル防衛システムのイージス・アショア。ポーランドやルーマニアに続いて日本でも配備するという。 日本政府は4664億円でシステム2基を購入するというが、1機約40億円というミサイルは別売りで、建設費などを入れると合計7000億円以上になるという試算もある。 弾道システム防衛システムは先制核攻撃とセットになっているという考え方もある。破壊を免れた相手の報復攻撃を迎え撃つということだ。防衛システムの導入が国際問題になる理由のひとつがここにある。 イージス・アショアの場合、別の批判もある。このシステムではSM-3というミサイルが使用されることになっているが、その発射装置は射程距離が2500キロメートルという巡航ミサイルのトマホークも使えると言われているからだ。防衛という名目でロシアや中国の周囲にランチャーを配置、INFの廃棄でトマホークを配備するということになっても不思議ではない。 第2次世界大戦後、アメリカは世界規模で戦争を行ってきたが、いずれも侵略戦争である。イージス・アショアに限らないが、アメリカの戦力を防衛を前提として議論するのは間違っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.02.07 06:00:05
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