豊穣と多様魔法使いのおじいさん原題:KUMMATTY 「アジア映画-"豊穣と多様"」で インドの「魔法使いのおじいさん」を観た。 冒頭の昔語りの歌の抑揚、響きがパンソリ(半島の語り節)に似ていて驚いた。 映画の中ではいくつかの歌が歌われているが、 それらはまた異なった旋律のもので、パンソリに聞こえたのは一番最初の曲だけだった。 「ムトゥ踊るマハラジャ」の群舞のシーンで聞いたようなメロディの曲もあり 多様な音楽がつかわれているようだった。 どうしてパンソリのように聴こえたのだろう。 専門的なことはわからないけれど ハングルの母音と子音の組み合わせや音の伸ばし方、抑揚などが 映画のインドの言葉と似ていて、 母音と子音を重ねて語りが調べになった時、 自然と似た旋律になってしまうのかも...と思った。 メロディがあって音楽になるのでなく はじめに言葉があり歌詞があって 言葉の音の連なりが音楽になったときふと似たメロディになるのかも。 もし映画の言語がタミル語だったら... 大野晋氏はタミル語と日本語の中継地点に朝鮮語があったのではないかと書いているそうだ。タミル語と対応する朝鮮語は400語ほどあるとか。調べたらおもしろいかも。^^ 映画を撮ったケーララ州はインド南部で、千年くらい前はタミル語をつかっていたらしい。 タミル語と朝鮮語、言葉どうし引き合う部分があったのかなぁ。 映画の魔法にはびっくりした。 (あの魔法は解けるのか)ドキドキして観ていた。 魔法使いのおじいさんを演じたラームンニは舞踊家だそう。足の上げ方がそんなかんじだったかなぁ。 25年前とは言え暮らし向きが違うので ちょっと胸が痛む場面もあったけれど 家族愛や隣人愛が描かれていて最後はうれし涙だった。(/_;) Copyright 2003-2009 Dalnara, confuoco All rights reserved. ジャンル別一覧
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