中国インディペンデント映画祭で
徐童(シュー・トン)監督のドキュメンタリー『唐爺さん』を。
『占い師』の続編的位置付け。
『唐爺さん』は2011年の釜山フィルムファンド支援作なので
徐監督は釜山国際映画祭にもいらしていたかも...韓国とも縁がある。
あらすじ
『占い師』で改名した
ワイルドすぎる姐さん、唐小雁の運命はその後どうなったのか?
どうやら無事らしく...
今度は唐小雁の父である唐爺さんを撮影するため
徐童監督と共に故郷、黒竜江省へ赴くのだった。
天上天下唯我独尊とも思える唐爺さんはワガママで
小雁とも同居する息子ともぶつかってばかりだが...
個性を携え
その個性に向き合ってどう生きて行くか...
その生き方が唐小雁も唐爺さんもカッコいい!
たくましく、ユーモアたっぷり。
生き方も、その表明・表現も
深みのある襞はそのままにカッコよく。
カッコいい人間たちの
カッコいいドキュメンタリーの息づかいが聴こえる。
しかし...
ト麗君/テレサ・テンの
エンディング曲を唐小雁が好きな理由は...
「悲しみが川の流れのように
すべてを洗い流して行くから」とのこと。
映画がきっかけでファンや追っかけも出来たという唐小雁、
ワイルドで姐御のような強さも見せる彼女だが
「基本的に私の人生は不幸」と語る。
地に足の着いた、達観した姿は
悲しみをにじませながらもカッコいい。
兄のよう家族のようと慕う監督との信頼関係からも
そんな本音が滲み出た作品。
唐爺さんが"嫦娥の3割増し美女"について語る時(*´︶`*)
話し方にリズム、節がついて変化し、
口上や京劇等のセリフ回し、唐詩的、
あるいは日本で言うところの「七五調」のような印象も受けた。
リズムがある、リズムが変わる語りも印象的。文化を感じる。
唐同志の部屋には
マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン4人の肖像写真が
並べて掲げられている。
あることをきっかけに共産党員をやめた唐じいさんが
彼らの写真を掲げ続けていた理由とは...
4人の兄に似ているから、と。
その答えに唸ってしまう。
中国、深い...
続編は唐爺さんの4番目の息子を主人公に撮るそう。
自分が主役なのに出番が少なかった、続編を撮れ!と
唐爺さんは言っていたそうですが...A(^_^;)
おじいさん長生きしてくださいね!
to be continued...!?
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