国宝の王冠も展示していた琉球 美の宝庫展
とても良かった。
漆芸等の高い技術やアーティスティックなデザインに目を奪われた。
清へ贈る黒漆雲竜螺鈿大盆などは龍の爪ははっきりと五本だが
火炎宝珠に隠れて爪の数が判別しないものもあったと思う。
その意図を深読みもしてしまうのだが...
太湖石(紫禁城で多く見た)が水墨画等にも描かれ、
年号は清と同じものを使い中国大陸との結びつきが美術品からも強く感じられた。
一方、紅型など唯一無二の琉球らしい技術と意匠も印象的。
尾長の姿がいくつかの絵に描かれているのが目に留まる。
尾羽根は本来は青灰色(2枚×5)だが
画の中では尾羽根がかなり鮮やかで
実はサンコウチョウだったのだろうか。
顔のあたりをよーく観て来ればよかった。カワイイけどねっ!
琉球の江戸上りが人気で琉球ブームがあった、と
「琉球人来朝図」等にキャプションがあったが
その背後には薩摩の琉球侵攻あり、
その後明治政府が琉球を強制併合した<琉球処分>があり。
沖縄戦を経た孫億の絵画もあり、と外敵(本土からの)に曝され続けた
壮絶な歴史が美術品に重なり
華やかな美の宝庫に影のようにも寄り添っていた。
<琉球処分>という非道、おぞましい言葉を美術館で目撃するという
(日本史では習わなかったかも)
衝撃はまだ残っている。
琉球の江戸上りと朝鮮通信使、それぞれの行列を当時の人々はどのように見ていたのだろう。
薩摩の琉球侵攻を経ての江戸上りと
外交使節の派遣は全く性格が異なるが
当時の人々がただの異国情緒あふれる「行列」として見ていた場合...
と考えてしまう。
to be continued...!?
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