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3月22日に司法長官に提出されたモラー報告書についてのブログで、3月24日に司法長官ウィリアム・バー(William Barr)が自身の要約を発表したこと、そして彼の要約が必ずしもモラー報告書を正確に要約していない可能性がある、と書いた。
アメリカ時間4月30日、この件について急展開があった。ワシントン・ポスト(更にその後ニューヨーク・タイムズ)が暴露したのは、司法長官の要約が適切ではない、とモラーが抗議の手紙を送り、その後電話でも抗議した、という事実だ。モラーが手紙を送ったのは3月27日と報道されている。司法長官の要約が3月24日なので、その3日後ということだ。 モラーはその時も現在も司法省の職員なので、モラーの抗議は上司であるバーに対してのもので、実直で知られるモラーがここまでの行動を起こすのはよほどのことだ、と報道されている。バーの要約があまりに報告書を歪曲していたことに腹を立てたということだろうか。 この問題は、もうすこし後を引くかもしれない。 というのも、4月10日の上院での証言の時、民主党上院議員Van Hollenの質問に答えて、司法長官バーは「(モラー報告書に関して、3月24日に)私の出した結論に、ボブ・モラーが同意するかどうかは知りません」と答えた。ところが、日付を見て欲しい。モラーは3月27日には抗議の手紙を出しているのだ。つまり、4月10日の上院での証言の時には、司法長官バーはモラーが異議を唱えていることを知っていたことになる。上院での証言は宣誓したうえで行われているので、司法長官バーが嘘をついていたとなる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.03 16:38:51
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