電波環境の悪い場所でも安全にドローンを飛ばしたい。
バッテリーの残量を気にせず長時間ドローンを滞空させたい。
という2つの要求を満たすドローンを考えて作ってみました。
これはROBOMEC2016という学会で発表し、デモに持って行ったものです。
原理は簡単、有線給電でドローンを長時間飛ばします。
その給電線といっしょに制御信号線を束ねて、地面からの有線の方向をジョイスティック
の角度で検出。その角度が所望の角度になるようにドローンを制御。
角度の指定は、もう一つのジョイスティックで行います。
これで手放しでも長時間所望の位置に留まって飛んでくれて無線も使わないので、電波障害
の心配もないドローンになります。
デモ機は小型でケーブルも短いですが、大きく作れば数10mならこの原理で飛行できる
と思います。
左に飛行。
右に飛行。
角度検出部分。
-追記-
日刊工業新聞に紹介していただきました。(2016.7.1)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00391144