食事付き観光列車のススメ?
<←本題とは車両以外は全然関係ないんですが(笑)、去る先月21日に伊予西条駅構内で見かけた回送扱いのキハ47 1117。何でまたこんな所にいたんでしょう?> JR四国初の食事付き観光列車『伊予灘ものがたり』が去る今月1日に完成し、報道陣に公開されました。今月26日からJR予讃線海回りの松山−伊予大洲・八幡浜間で運行を開始します。なお、これに合わせて運行する同路線も"愛ある伊予灘線"に改称されます。<↑観光列車『伊予灘ものがたり』公開(愛媛新聞動画ニュース)>(注:Web上のニュース動画のため時間経過により削除される可能性があります) 伊予灘ものがたりは"和洋調和したレトロモダン"をコンセプトに、伊予灘の景観と地元産素材を使ったインテリアや食事を盛り込んだ内容となっています。2両編成の車両はそれぞれ伊予灘の夕日と特産の柑橘類をモチーフにした茜色と黄金色のカラーリングを採用。車内は伊予灘の展望を楽しめる海向き展望座席・2人用対面座席・4人用ボックス座席の計50席仕様で、ダイニングカウンターも設けられ、愛媛県産のヒノキ材や砥部焼の洗面台など愛媛県産素材を使用しています。なお、使用される車両はキロ47 1401/1402で、2011年に徳島運転所で廃車となった国鉄キハ47形気動車の旧501/1501号車をJR四国多度津工場にて改造・改番したものです。分割民営化後の自社新製車両には4桁数字のみの型番を付与しているJR四国ですが、旧国鉄からの継承車両は引き続き国鉄式に則った型番付与となっています。 運行は土日祝日の1日4便で、各便にそれぞれ大洲編(伊予大洲行・下り)・双海編(伊予大洲発・上り)・八幡浜編(八幡浜行・下り)・道後編(八幡浜発・上り)の名称があります。道後編を除く3便には沿線のレストラン等と提携し地元産食材を用いた事前予約制の食事サービスが設定され、大洲編では朝食、双海編・八幡浜編では昼食が提供されます(道後編は飲料・オードブル等の販売のみ)また、平日の貸切運転も行われます。座席は全車グリーン車指定席で、グリーン車料金込みの乗車料金は松山−伊予大洲間が大人1,930円、松山−八幡浜間が同2,260円です。また、食事については大洲編の朝食が2,500円、双海編・八幡浜編の昼食は両方とも4,500円となっています。 予土線の鉄道ホビートレイン等みたいな定期普通列車に毛が生えたようなの(笑)とは異なる、純然たる観光列車としてはJR四国初の試みとなる伊予灘ものがたり。26日の初回運行の座席は即日完売と上々の滑り出しでしょうか。乗車料金だけ見ると割と利用しやすそうに見えますが、やはり食事も楽しみたいと考えるとやっぱりそれなりに金がかかってしまいますね(苦笑) 鉄道ホビートレイン、8600系電車と運行開始前の車両展示会を最近よくやっているJR四国ですが、伊予灘ものがたりの車両展示会は流石にないのかなぁ・・・