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くれーじーくえいる ぶろぐ

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2009.01.03
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<←今日まで展示される予定のキハ65形気動車。今後はどうなるのやら>

 正月三が日のラストとなる本日、管理人は地元のJR伊予西条駅に隣接する『鉄道歴史パーク in SAIJO』に出かけてきました。

 鉄道歴史パーク in SAIJOは鉄道をテーマにした西条市の新たな観光拠点として2007年11月26日にオープンした施設で、『四国鉄道文化館』『十河信二記念館』『西条市観光交流センター』の3施設があります。
 このうち四国鉄道文化館は、JR四国が保存している国鉄DF50形ディーゼル機関車と国鉄0系新幹線電車のカットボディをメインに、旧国鉄時代に四国管内で使用された切符や制服、客車行先票等の鉄道用品や写真パネル、Nゲージ模型等を展示しています。また、十河信二記念館は隣の新居浜市出身で、第4代国鉄総裁として新幹線の建設計画に尽力した"新幹線の父"こと十河信二(1884~1981)の縁の品を展示してその功績を紹介しています。
 以前から一度は行ってみようと思っていたのですが、同館で昨年11月23日から行われているキハ65形気動車の展示が今日までということなので今回出かけてみた次第です。

 四国鉄道文化館の目玉展示であるDF50形と0系新幹線。DF50形は非電化路線での無煙化を進めるべく1957年に開発されたディーゼル・エレクトリック方式の幹線用ディーゼル機関車で、1963年までに総計183両が製造されました。パワー不足や製造コスト高等の難点はあったものの、北海道を除く全国各地の路線で特急・急行列車から貨物列車まで幅広く運用されましたが、1975年以降はDD51形ディーゼル機関車の増備や路線の電化により順次廃車が進み、最後まで残った四国でも1983年に引退、1985年には保存機3両を除いて完全に姿を消しました。四国鉄道文化館で展示されているのはこのうちの1号機で、1983年に準鉄道記念物に指定され、JR四国多度津工場にて長らく保存されていたものです。一方の0系は1964年にデビューした今更言うまでもない初代新幹線電車で、昨年12月14日に旅客営業運転を終了したのは記憶に新しいところです。四国鉄道文化館で展示されているのは2000年に引退したJR西日本の車両で、ボディカットされて前半分のみになっています。なお、この車両と同じ編成で使用されていた先頭車はイギリス・ヨークにある英国立鉄道博物館に寄贈されています。
 一方、本日まで同館にて展示されているキハ65形は1969~1972年までに総計104両が製造された旧国鉄の急行形ディーゼル気動車で、四国管内ではキハ58形と共に『いよ』『うわじま』『あしずり』等の急行列車として運用されていましたが、1990年以降は急行の特急格上げおよび電化によって減勢して非電化区間での普通列車運用となり、昨年10月15日を以て定期運用を終了しました。

 管理人が小学校低学年くらいの頃、当時の国鉄予讃本線の列車といえばキハ181形特急形気動車による特急『しおかぜ』、全面朱色(国鉄通勤色)のキハ20形系列の気動車またはDE10/DF50形ディーゼル機関車牽引の客車(多分スハ43/44形)による普通列車、そして急行『いよ』『うわじま』のヘッドマークを付けたキハ58/65形気動車だった記憶があります。当時自分が両親と国鉄でどこかに行くといえばほとんど特急か普通で、『いよ』等の急行には乗った記憶がないのですが、それでもこのキハ65形のクリーム色に朱色帯の国鉄特急色の車体には懐かしさを感じました。
 しかし、気になるのは今日の展示終了後の車両の行方です。この車両は現存するキハ65形の中でもオリジナルに近い貴重なものだそうで、キハ58形共々四国鉄道文化館へ貸与・保存というのが有力かと思われますが、Web上で調べてみるとその辺を巡ってJR四国と西条市の間に見解の相違があるとの話も漏れ聞こえてくるので、今後の動向が注目されます。まぁもっとも、現状の同館の立地条件では貸与を受けるとしても屋外展示にするしかなく、保存という点では少々不安ではありますが・・・
 文化館自体はというと、300円の入場券が硬券切符を模したデザインで、入口で昔懐かしの改札鋏で切るのが如何にも鉄道博物館らしくて面白かったです。あと、軍ヲタ的に興味を引かれたのは1991年にJR徳島駅で見つかったという"手榴弾消火器"。調べてみると手榴弾よろしく消化剤を充填したガラス製のボールを火元に投げ込んで消火する器材のようで、展示されている物は昭和18(1943)年製のようですが、Webで調べてみた限りでは昭和30年代にも製造されていたようです。

 何はともあれ、こぢんまりとはしているものの当初予想していた以上に展示内容は充実しているように見受けられました。前述したように立地的に車両の展示を増やすのは不可能かもしれませんが、細かな展示品の充実やイベント等で盛り上げていってほしいものです。





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Last updated  2014.03.06 08:22:22
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