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December 26, 2013
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カテゴリ:映画の話
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(ネタバレあり)

■正直、期待したほどではありませんでした。

まあ、期待が大きかったのですが。

宮崎駿が長編アニメを引退したわけですから、高畑勲には期待しますよね。

しかも、ジブリは、高畑勲のことを、宮崎駿に並ぶ天才だとしきりに持ち上げています。

その高畑勲が、8年の歳月をかけた作品です。

期待しないという方がおかしいでしょう。

■ただ作品は、それほどでもありませんでした。ダメというわけではありませんよ。あくまで期待したほどではなかったということです。

どうも、玄人筋のいうには、この映画、映像表現がすごいらしいですね。

今までなかった表現がありまくるのだとか。

ただ素人である私には、どこがすごい表現なのかがまるで分らなかった。動きが丁寧だな。と感じるぐらいです。

でもプロからいわせると、記念碑的な作品になるのでしょうかね。

■面白いのは、主人公であるかぐや姫のエモーショナルな表現です。

原作では、感情のない女性のように描かれているかぐや姫が、やたら人間らしい人物として、感情を爆発させています。

その感情に沿ってみていれば、それなりに面白い。

私がわかるのは、そのあたりです。

■かぐや姫は月からきた人物ということです。これを宇宙人だ。ととらえる向きもありますが、この映画では常識的に、天上界から落ちてきた存在だと解釈しています。

天上界とは極楽ですね。最後に出てくる月の使者も、明らかに仏様ですから。(やたら明るい音楽を奏でながらやってくるというのも面白かった)

苦しみのない天上界で何不自由ない暮らしをしていたかぐや姫が、下界に興味を持ってしまったために、罰のように、下界に落とされたわけです。

実際、下界は、苦しみの多いところです。貧しい者は、生きるために盗みも働かないとダメですし、嘘もつきます。

貴族階級もうそつきです。帝でさえ、かなり醜い人物像として描かれています。

そんな下界で、かぐや姫は、わりと単純に、感情を爆発させます。

生きるための努力をしないでいいわがまま娘が、周りの状況に、喜んだり悲しんだり怒ったりしながら、最後は月に帰るという話ですね。

当たり前にいうと、この世は醜さや愚かしさや矛盾に満ちたものであるけど、それだから、楽しさや喜びもあるんだよ。という話ですか。

まあ、こういう話もありかな。と思えますし、そんなわがままな小娘の話を見せられても。という気もします。

■そういえば、岡田斗司夫氏が、ニコ生で言っていた感想が、私としては、もっともしっくりくるものでした。

「この映画は、まんが日本昔話をめちゃくちゃ丁寧に作ったものです。8年かけて、それかよ!





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Last updated  June 10, 2014 06:22:49 AM
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