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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:邦画(は行・ま行)
監督 : 中村義洋 原作 : 伊坂幸太郎 音楽プロデュース : 斉藤和義 出演 : 伊藤淳史 、 高良健吾 、 多部未華子 、 濱田岳 、 森山未來 、 大森南朋 試写会場 : 一ツ橋ホール 公式サイトはこちら。 <Story> 1975年、セックス・ピストルズがデビューする1年前。 最後のレコーディングで「FISH STORY」を放った、早すぎたパンクバンド“逆鱗”。 1982年、いつか世界を救うと予言された気弱な大学生(濱田岳)。 2009年、シージャックに巻き込まれた女子高生(多部未華子)と、 正義の味方になりたかったフェリーのコック(森山未來)。 まったく接点のない彼らが、1曲の「FISH STORY」を通じてつながり、 2012年、地球滅亡の危機を救う! フィッシュストーリー - goo 映画 <感想> 伊坂作品は好きなので、これも観たいと念じておりましたら、 無事に?? お誘いがございまして、行ってきました♪ よかったよかった。 これからも観たい映画が目白押しなので、早く行かないと本当に観れなくなりそうな予感が(涙 原作は未読なのですが、ぜひ読まないといけませんね。 4つの時代がクロスオーバーするお話です。 (正確に言うと、5つの年なんですけどね) 昭和50年代に生きた者としてはすっごく懐かしい。。。 ゴレンジャーだよ!! 涙出そうなくらいうれしいネタですよね。 小道具とか、クルマとか、セットなんかも、よく再現したなって思います。 懐かしいものがたくさん。。。 灰皿の形とか、カーステとか。 中でもホントにすごかったのはカセットテープ(笑) ちゃんと時間も46分だ90分だって・・・ ここら辺は斉藤和義さんがチェック入れたんでしょうか?? “逆鱗”の場面、ちょっとセピアがかった画面で、 それがあの時代の雰囲気をうまく出しています。 チビノリダー(→ 自分にとって伊藤くんは永遠にチビノリダーなんです)がこんなに「男」だったとは! もう、感動。 そしてこんなにベースがうまいだなんて。知らなかったよ~ 高良くんの歌だってプロ並み。 「長崎は今日も雨だった」の方がうまいのはご愛敬ですがw 『禅 ZEN』で見せた、俗世間とは一線を画していく俊了の雰囲気がまだ残っていたけど、坊主頭はかえってこの役の場合よかったかも(笑 ここでも彼は何だかバンドなのに宙を舞っているようなモノローグ。それがいい。
そして何故だか中村監督にはごひいきの様子の濱田岳くん。 金八先生時代から彼の存在感は群を抜いていました。 『アヒ鴨』ではその「普通すぎるほどの普通感」を十分に出してくれていて。 今回も彼の「ちょっとした気の弱さ」がよかったように思います。 森山くんの正義も、あり得なさそうですが何故か引き込まれてしまいます。 「あなた、1度でも何かに立ち向かったことがあるの?」 そう面と向かって聞かれて、「あります」って答えられる人ってどのくらいいるのだろう。 自分もそんなことなかったように思う。 勇気を振り絞って立ち向かって・・・。 それが連綿と続いていく系統になる。 そしていつかは。。。 もしかしたら原作を読んだ方に言わせると、 つなぎを無理につないだ・・・?? 怒られそうな気もしないでもないですが、 種明かしをわかりやすくラストで見せてくれたということで許してあげましょうよ(笑 中村監督はどっちかといいますと実は苦手なのですが、 これは伊坂さん原作ってことでよくなるのかな。アヒ鴨もそうでしたが。 伊坂幸太郎×中村義洋×斉藤和義のコラボ、なかなか素敵でした。 音楽もかなりいい感じです。 売れないのにあれだけいい曲だと、ちょっと買ってみたくなりますよね。
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