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テーマ:試写会で観た映画の感想(679)
カテゴリ:中国・香港映画、その他の映画
原題: 保持通話/CONNECTED 監督 : ベニー・チャン 原案 : ラリー・コーエン 出演 : ルイス・クー、 バービー・スー、 ニック・チョン、 リウ・イエ 試写会場 : ブロードメディア・スタジオ試写室 公式サイトはこちら。 <Story> ロボット設計士のグレイス(バービー・スー)は、他界した夫との間にもうけた6歳の一人娘ティンティンを車で学校に送り届けた帰り道、黒ずくめの男たちに拉致され、倉庫のような密室に監禁されてしまう。 グレイスは極限のパニックに陥りながらも、一味がいなくなったすきに粉々に破壊された電話の修復を試みる。 そして、苦労して配線を接触させて発信した電話は、留学先に旅立とうとしている息子が待つ空港へ向かう途中の経理マン・アボン(ルイス・クー)の携帯につながり…。 [ 2009年8月1日公開 ] コネクテッド - goo 映画 <感想> この日は各地で『ノウイング』『サンシャイン・クリーニング』などの試写会があり、他の試写に行く方からこれをお譲りしていただきました。 場所は月島。 駅を降りるとすぐ隣は「もんじゃストリート」。 うわ~いいな! と思うんですが、試写会あるからね。。。 今度飲みに来たいもんです。 もんじゃを横目にずーっと歩き、倉庫街のど真ん中にこの試写室があります。入口がわからなくてぐるりと一周してしまったw ハリウッド映画『セルラー』のリメイクだそうです。 これは未見。 でも、リメイクということを全く感じさせない。 冒頭、ごくごく当たり前の日常生活の風景から、理由が何も語られることなく一気に緊迫感あふれる展開に進んでいく。 破壊された電話をつないでしまうという設定もすごい。 グレイスのその能力だけでももう賞賛ものでしょうね。 何とか助けてほしいと懇願しているグレイス。 そしてつながってしまったアボンもまた、普通なら逃げ出しているところなのに何故かトラブルに心を取られてしまう。 今まで何一つ約束を果たしたことがないから、それを1つでもいいから果たしたい。 その想いだけが彼を動かしている。 アボンのカーチェイスシーンが結構スリリング。 高級車を惜しげもなく何台もお釈迦にしてます。 香港の地形をうまく利用しています。 ここは必見かも。
携帯電話1つで便利になるけど、いろんなこともできる。 他人のふりをしたり情報を引き出したり・・・。 携帯電話の功罪もまたこの映画の核となるだけに、ポイントでうまく使っている。 トリックを見破ったり居場所を特定したり。 いつもは機械を操られている人間が、機械を上回る瞬間が何とも痛快。 全編にわたってとにかく緊迫感が途切れず、どんでん返しの後のアクションも見せ場が満載。 これは観ていて全く飽きさせないです。 アボンを演じたのは香港トップスターのルイス・クー。 一見サエない営業マンだけど、よーく見ると実はいい男?? この普通の男のどこにこんな底力があるのだろうと思わせる。 グレイス役のバービー・スーは、取り乱したり憔悴する表情でさえも美しく、また母としてのなりふり構わない側面も持ち合わせて、この映画のヒロインにふさわしい。 直近では、『エグザイル/絆』にも出演していたニック・チョンが私は一番今回はよかったなあ。 細かいところでも見逃さない洞察力、勘が的中した時のアクションの素早さなんかはもう何ともいい。 そして『PROMISE/無極』、『王妃の紋章』のリウ・イエ。 彼が悪役をするとやっぱり迫力ある。 冷酷な感じはやっぱりうまいですね。 今のところ公式サイトには、東京2館・神奈川1館しか上映予定がないと書いてありますが、これ、3館公開では本当にもったいないくらい面白かった。 もっと拡大してほしいものです。
今日の評価 : ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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