遂にエンジン壊れる!
実はオートポリスでのレース前からエンジン不調だったマルニ。最近は遂に白煙をモクモク上げるまでになったので降ろして分解してもらいました。すると!!一番シリンダーにピストンリング破損による深い傷を発見!!おそらくミネでのレース予選時にガス欠したとき、エンジンを痛めたのでしょう。(走りに熱くなりすぎてガゾリン計見てなかった・・。)早速、修理に取りかかります。このシリンダーブロックはかなりのオーバーサイズピストンを使わないと復活しないほどの大きなダメージを受けています。大きなピストンも魅力的なのですが、あんまりパワーが出すぎると乗りこなせなくなっちゃうので別のシリンダーで修理することにしました。草むらの中に土に還りかえた私のスペアエンジンを発掘しました。紫外線や台風、雨のダメージで最悪の保管状態でした。重い!腰が痛い! シリンダーブロック以外は使わないので部品の整理を気にせず、ジャンジャンばらします。まずはシリンダーヘッドから。 ヘッドを降ろすと2番シリンダーは浸水してました。ボーリングするからまあいいや・・。(投げやり) 次は腰下をバラします。クランクベアリングキャップは順番と向きがあるので分解には注意が必要です。 クランクを抜いて、コンロッドをばらして、シリンダーからピストンを抜きます。これでシリンダーブロックは丸裸に。ブロックの水栓も破壊して取り除きます。錆で薄くなってました。 スチームで油汚れ、泥、サビを洗浄します。 ドナーからのシリンダーブロック摘出手術成功!! 寒い中の作業は腰にきますね・・・。このエンジンはもともと私のマルニのエンジンだったのです。(フレーム番号と共通のエンジン番号が打刻してある。)元の鞘に戻るこのエンジン、果たしてどんな伝説を築くのか・・。期待が高まります。