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カテゴリ:山と生きる
日本山岳会では120周年記念事業として、先人の精神を受け継いで山岳伝統文化を守るため、全国13の山岳祭を引き継ぐ活動をしています。
そのうち山梨県では4月の深田祭と田部祭、10月の木暮祭の3つの山岳祭が、地元関係者のご理解とご協力のもと、毎年開催されています。 令和6年度西沢渓谷の山開き式典と、田部重治の遺徳を忍ぶ「第7回田部祭」(碑前祭)が、4月29日、西沢渓谷の入口で地元・山岳関係者により盛大に開催されました。 英文学者・田部重治(1884年~1972年)は奥秩父をこよなく愛し、とくに笛吹川源流域を世に広めた登山家です。随筆[笛吹川を遡る]は国語教科書に載り、笛吹川の渓谷美が全国に知れ渡ることとなりました。 石碑にはその一節が刻まれています。 令和6年度西沢渓谷の山開き式典と、田部重治の遺徳を忍ぶ「田部祭」 山開き式典:無事に登山やハイキングが行えるよう安全を祈る祈願祭です。 山開き開始:蔓を切り、登山解禁です。 西沢渓谷鳥瞰図:醍醐山のイラストマップでお馴染みの温絵文さん作です。ポイントに掲示されています。 田部重治は秩父山地の魅力を「緑の渓谷美」と表現しました。 日本山岳会「引き継がれる山岳祭」プロジェクトリーダー坂井広志氏に、山岳祭の継続の重要性を伝達して頂きました。 二俣吊り橋からの西沢渓谷下部 二俣吊り橋からの東沢と鶏冠山(2,115m):鶏冠山はその名の通り山頂付近に連なる岩峰がニワトリのトサカのように見えます。稜線付近には岩の大障壁が続き、岩登りの技術と体力・ルートファインディングが要求されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.06 06:00:09
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