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カテゴリ: *Cyber Boys City
さて、後半戦!
「サイバーフェイズさん、焼肉食べた~い♪ Q&Aコーナー」 帝王サマってば…そんなに欲しかったんですか? あの御食事券… 今回、帝王サマと三木眞さんという事で、リスナーからたくさんメールが寄せられてたそうです。 でも、それって当然と言うか…やっぱり御二方が揃って番組をやって下さる事を、ファンは熱望してたんです! おそらく様々な企画があっただろう例の作品が、大変残念な事になってしまって、理性では解ってるけど、でもどうしても悔しいし哀しいし…なかなか諦められないって本音も… そんな時だったから、今回の御二方の番組を手薬煉引いて待ってた!ってトコがあるんだと思います… この後半では、御二方が如何に良い仕事仲間であるか、強い信頼関係を築いているか、そして仕事に対して如何に貪欲で真摯で厳しいかを、じっくり聴かせて戴きました。 とにかく、御二方の会話のテンポが良くて、良い感じにハイテンション気味で、楽しげなリラックスした雰囲気が伝わってくるんです♪ 特に…三木眞さんが、いつになくリラックスされてたような気がしたんですけど、その日のお召し物も軽快だったようで… 「近所に…スーパーに買い物に来た感じだね」と、帝王サマ。 「それの、ちょっと遠くに行くかな? くらいの。電車乗るかな? くらいの…」と、三木眞さん。 「ちゃんとズボン穿いて…」 「オレ、普段、穿いてるよっ!」 そりゃぁ、外出する時に穿いてらっしゃらないなんてコト、あるはずがないですよ~! でも、家の中では判らないなんて…わざわざ帝王サマってば… アニメや、海外の映画やドラマの吹替え、そしてドラマCDの、それぞれの違いについての質問について… アニメは二次元なので表現的にデフォルメしたり、自分たちでゼロのところから作り込む楽しみがあるそうです。 反対に、外画の吹替えは既に100%出来上がっているものに、セリフという部分を入れ替える作業で、アニメのように一緒に作っていくという感覚とは違い、映画の演出意図や自分の吹き替える役がその作品のどういう役割か見定めた演技プランが必要なのだそうです。 演じる際に、その映画の個人的な感想を持ち込んでしまうと、演出意図などと相違が出てしまう場合があるので、冷静でいる事が必要で、自分の感性のみでお芝居をするのではないというお話には、とても興味深いものを感じました。 外画の吹替えの場合、‘演じる’為に‘離見の見(りけんのけん:世阿弥の言葉)’がやはり重要だという事と、そして、同時に一般的な芝居とは異なる独特な技術も必要だという事を感じたのですが… では、昨今また(個人的な感覚としては、性懲りもなく…)畑違いのタレントによる外画吹替えが多くなっていますけど、それって本当の意味で成功してるんでしょうか… ドラマCDについて、帝王サマは「楽しみというより、自分の中で試す場」と仰います。 そして、帝王サマも三木眞さんも、御二方にとってお互いが演り易いというお話で、「間がちゃんと埋まっている」という表現を使ってらっしゃいましたけど、これもまた面白いと思いました。 それは、脚本に描かれた物語世界を、どれくらい自分の中に具体的な感覚として持った上で演技をしているか、という事だと思うのですが、つまり相手役との距離感や、舞台空間の空気をちゃんと持っていないと、物語が活き活きと広がりを持って表現できないという事なのでしょう。 反対に、事前にそういう用意を全くせず、自分のセリフのみを追うだけ(ただ、自分のセリフを読むだけ)では、脚本はただの文字の羅列になってしまうのでしょう。 当日、十全な芝居をする為に、事前の台本の読み込み方が重要なわけで、そういう準備がちゃんと出来ている共演者とは濃密な芝居が出来、そして短時間で最良の結果を得るという事です。 ドラマCDは、何もない空間を自分で構築して埋めていく作業で、共演する相手を信頼していないと出来ない作業だと仰います。 原作と脚本と演出家と、そして演技者によって、一つの世界を創り上げるのがドラマCDというもので、その舞台や空気や登場人物について、それぞれの信頼が実を結んだ時、素晴らしい作品が出来上がるのだという事を、つくづく感じました… お仕事の後、反省会…という名の飲み会…をよくされるご様子。 つまり、まだ新人の頃からずっと、芝居について侃々諤々と意見を戦わせてきた御二方は、仕事に対する真剣で貪欲な願望がとても熱いのです。 「声の芝居で感動させたい」という、演技者の本能が実に瑞々しくて、だからいつもこの御二方のお芝居には感動があるんだなぁと思いました。 昨年、帝王サマは20周年を迎えられて、でも、まだまだ円熟などではなく、更なる進化の希求を感じました。 その20周年記念ディナーに、ゲストでご登場された三木眞さん…その為に、フランス製のスーツを誂えたそうで、しかもこの為だけのスーツだからそれ以来一度も着ていないとキッパリ! 「オレ、嘘つくの嫌いだもん」と、サラリと仰いますけど、でも、なかなか真実には出来ない事ですよ。 そこに、三木眞さんの人に対する誠実さと、物事に対しての真っ直ぐなお気持ちを感じて、感動してしまいました… 真剣で、熱くて、楽しくて、そして感動…と、良いカンジにお話が弾み、そうなると、 「ウーロンハイ、2つ」と、帝王サマのオーダー。 これはもう、シラフじゃ勿体無いってコトですね! こうなりゃ、サイバーさん、どんと注文に答えちゃって下さい! そして、朝までホントに語って戴いちゃいましょー! あ、ウーロンハイの他に、「肉ジャガ」のオーダーも入りました…(帝王サマ、肉ジャガの肉は、牛派?豚派?) 三木眞さんからは、「運転代行、頼んで」と、ご注文が入りました。 ナンだか、と~っても良い番組になっちゃったなぁ…と、こっちもシラフで聴いてるのが勿体無くなっちゃいましたよ… 御二方にとって、多くの後輩が在り、そして多くの先輩もいらっしゃる。 三木眞さんが、ある現場での、笑い話にしつつ決して笑えないものを内包しているエピソードを明かされましたけど、結局どの社会にもそれは通じる話であり問題です。 つまり、基本的な人間性がちゃんと出来ている人と、何も出来ていないまま来てしまった人との差は、将来にハッキリ本人に結果を突き付けるものなのだと思います。 御二方の倍近いキャリアを持ちながら、未だ若々しく現役で在り続けている諸先輩役者さんたちには、役者としての積み重ねを揺るがせない人間の基本が、やっぱり違うのだと思います。 目先の華やかさを追い、現在の派手やかさばかりを手応えと思い、ところがもし本来のものがしっかりと蓄積されていなかったら…果たして10年後はあるのか、どうか… その現場について、「自分が他者に認められる役者になれば良い」と三木眞さん。 私は、サラリとそう仰る三木眞さんが凄いと思うし、だから10年後も20年後も信じてファンで居られるのだと実感しました。 帝王サマも、三木眞さんも、仕事に対して大変謙虚でいらっしゃり、そして、向上していく意志、諦めない意志、負けない意志が、それはそれは強くていらっしゃる! 「このトーク、また20年後に出来たら、笑えるね」と、帝王サマ。 「生意気なコト言って、って思うか…同じコト言ってるな、って思うか…どっちだろうね?」と、三木眞さん。 「オレが、お茶下さいって言ってるかもしれない…」 「生肉はムリって…」 「お水ちょうだい、薬飲むから…」 なんて笑ってらっしゃるけど…そんな事、御二方ともありませんよ、このままじゃ! きっと、またウーロンハイだの生肉だのガンガン注文して、相変らず芝居や仕事の話を誰よりも大きな声でなさってるに違いありません… 今は、一つの仕事が終ると、脚本をシュレッダーにかけると仰る帝王サマ。 でも、最も思い入れ深い、初主演作品だった‘テッカマンブレード’第一話の脚本は、長く手元に置かれていたそうです。 その後、大切なその脚本は、芸事に対する姿勢を教えて下さった御祖父様の柩の中に納めたそうで…あの作品で帝王サマと出逢った者にとって、とっても感動的なお話でした… さて次回…ゲストも更新日も未定です。 「また来ちゃおっか、オレ♪」 三木眞さんが、そんな楽し気に仰って下さる番組を聴く事が出来て、 本当にシアワセでした… 蛇足:ソフト麺 *正式名称 ソフトスパゲッティ式麺 *1960年台、学校給食の為に生面業界が開発 *ビタミンB1・B2を強化させた強力粉を使い、一度蒸してから茹でる為、延び辛く消化が良い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.14 09:09:17
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