ついに発表!地方競馬リーディング実況アナ2021!
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は百瀬です。地方競馬の実況放送を生業とする㈱耳目社に転職して、この春で丸7年が経ちます。競馬の世界に身を置くと、月日の経つのが早く感じられると、よく言われますが、まさにその通りで、つい先日、年末年始・怒涛の連続開催を乗り切ったと思っていたのに…今日はバレンタインデー!2月ももう中旬ですよ!月日の移ろいが、一層早く感じられる今日この頃です。(年取ったせいかも知れませんが…)さて2022年、私の仕事始めは1月2日。YouTubeの予想配信番組"川崎競馬スパーキングトークLIVE"。そして"実況始め"は1月4日の川崎競馬1R。ここまで南関4場と笠松競馬場で実況を担当し、先週金曜日までに116レース実況しました。実はデビューして数年経った後、「自分は年間、何レースくらい実況しているのか」ふと思い、以来手帳の毎日実況した数を書き留めるようにしました。ちなみに集計を始めた2018年以降、私が年間で実況を担当したレース数は以下の通りです。2018年:1183R2019年:1157R2020年:1126R2021年: 941R集計開始以降、数字を減らしていますが、これは2019年に鈴木努アナが入社、弊社実況隊が標準5人体制になったことが主な要因です。そして昨年の大幅減は、笠松競馬の開催自粛が大きく影響していると、結論付けています。(昨年テレビで「年間1000レース以上を実況するアナウンサー」と紹介して頂いたのに、誇大広告になってしまった…!大変失礼致しました…)自分が実況したレースの数を、日々、記録することが習慣になると、今度は恐ろしい疑問が湧いてきたのです。「地方競馬で一番実況しているアナウンサーは誰なんだろうか?」2022年現在、15の地方競馬場がありますが、弊社のように複数人で、いくつかの競馬場を担当している場合もあれば、競馬場専任のアナウンサーがいるところ。さらには、主にフリーで活動する実況アナが、複数人で開催日ごとに担当する競馬場など、地方競馬の実況アナの活動形態は様々。また主催者によって開催日数やレース数もまちまち。誰が一番多いのか、全く想像がつきません。でも、思っちゃったんだから仕方ない。2021年初頭、全国の地方競馬場でどのアナウンサーが、何レース実況しているか。毎日ひたすら勘定するという、壮大かつ、何の役にも立たないプロジェクトを開始しました。日々の作業は、地方競馬情報サイト"keiba.go.jp"のライブ中継ページで、ライブまたはオンデマンドでレース映像を視聴し、どのアナウンサーが実況したのかを確認。そして、それをひたすら集計。それを1年間続けます。併せて集計に関するルールは以下のように設定。①地方競馬のオフィシャルの"場内実況"に限る②JRAのレース実況、多種競技の実況はカウントしない③テレビ、ラジオ、ネット配信の中継番組の実況はカウントしない④その他、模擬レースの実況等もカウントしない 但し、8月11日~13日に笠松競馬場で行われた「演習競馬」の実況放送は、 馬券の発売こそありませんでしたが、本場開催と変わらない形で公開され、 実況は本番と同内容だった判断し、数にカウントしています。(Excelを使い、実況アナごとに集計)集計は完全手作業の為、数字が正確でない可能性が、かなり高いです。弊社内で自分の実況数を勘定している人とは、答え合わせをしましたが、それでも正確な実数を確認する術にはなりません。話は少しそれますが、園田競馬・姫路競馬の実況担当する三宅きみひとアナウンサーに答え合わせをお願いしたところ、私の集計と誤差が「1」という、驚きの結果に!一方、弊社の後輩・鈴木努アナとは、私のカウントと20レース近く誤差があり、これまた随分ズレるなぁ~、という事もありました。まあ、1桁まで数字を出していますが、数字は大体と思って頂ければと思います。また実況した数が多いからどう、という事もないので、ランキング形式で発表こそしますが、そこは「〇〇アナってこんなに年間実況しているんだ~」的に、軽い感じに読み進めて頂ければ幸いです。昨年、北は帯広から南は佐賀まで、21人が全国の地方競馬場で実況を担当。まずは各アナウンサーの実況したレース数を発表します。(敬称略。大体北から順に)太田裕士(帯広・門別)922R大滝 翔(帯広・門別)1,258R坂田博昭(帯広)55R古川 浩(門別・盛岡・水沢)1,404R舩山陽司(門別・盛岡・水沢)209R岸根正朋(門別)155R伊藤政昭(門別)20R島田祐希(門別)18R山本直也(水沢)12R西田茂弘(門別・笠松・高知)379R山中 寛(南関・金沢)850R大川充夫(南関・金沢・笠松)793R泉 悠介(南関・金沢)933R百瀬和己(南関・金沢・笠松)941R鈴木 努(南関・金沢)884R畑野謙二(名古屋)1,331R竹之上次男 (園田・姫路)631R三宅きみひと(園田・姫路)652R鈴木セイヤ (園田・姫路)627R橋口浩二(高知)1,189R中島英峰(佐賀)1,239Rさあ、いよいよランキングの発表!2021年地方競馬リーディング実況アナはこの人だ!1位:古川 浩アナ(1,404R)2位:畑野謙二アナ(1,331R)3位:大滝 翔アナ(1,258R)4位:中島英峰アナ(1,239R)5位:橋口浩二アナ(1,189R)リーディング実況アナは、ホッカイドウ門別と岩手競馬の実況を担当する古川浩アナ。どちらの競馬場も冬季休催期間がありますが、3月に岩手競馬が開幕すると、みるみる数字を伸ばし、最終的には2位に100レース以上の差をつける圧勝!8月には門別、盛岡で計180レースを実況。この数字は2021年の月間最多実況数だと思われます。そして2位は名古屋競馬専属の畑野謙二アナ。名古屋競馬で行われた全レースを担当。開催日も実施レースも多く、コンスタントに数字を伸ばしました。3位は帯広、門別競馬場の実況担当、大滝翔アナ。とりわけJRAの北海道シリーズが始まると、飛躍的に実況数を伸ばし、僅差の3位にランクイン!以下続いたのが佐賀競馬の中島英峰アナ、高知競馬の橋口浩二アナ。この5名が年間実況1000R越えという結果になりました。傾向としては、競馬場専属のアナウンサーの方が何人かで分担して実況している競馬場のアナウンサーよりも上位に来るようです。改めてですが…実況したレースの数が多いから偉いということはありません。ただ、これだけの数をこなす為には、喉のケアはもちろん体調管理に一層気を付ける必要があります。この投稿を書きながら、体調管理の大切さを再認識し、僭越ではありますが、リーディング上位の先輩アナには尊敬の念を抱きました。昨年は、地方競馬実況アナの実況数を調べました。今年はアナウンサー別の好配当、いわゆる"穴"ウンサー探しをしようかなと思ったり、でも全国だと大変そうだから、それは他の人に頼もうかなと思ったり…もう2月も下旬に入りますが、今年も地方競馬の"何か"にまつわるあまり意味のない集計をしたいと思います。2023年の今頃、またここで発表できればいいですね。