テーマ:ぶらり見て歩き(684)
カテゴリ:那覇市
やちむん祭りの散策中、工事中の新垣家を見に行く。 壷屋の町並みの象徴であり、昔から沖縄に残る古い町並みの写真と言えば、この家であった。 新垣家が残ったのは、壷屋の戦争被害が軽微だったからだ。 敷地内には、焼き物の窯を擁し、戦後の壷屋復興の要だったと言っていい。 現在は、老朽化から建替え工事中なのだが、生きた遺産ゆえに解体後も発掘作業などで新築の新垣家を見ることが出来るのはかなり後になりそうだ。 個人資産ながら、那覇市の公共事業と言うから凄い。 工事中の外構に経過の写真が貼られているが、これは面白い。 赤瓦の除去の所で、赤瓦が大瓦・前瓦を別に撤去していることや、茅土・板壁除去後の梁だけになった琉球建築の姿など興味深く見ることができた。 解体前の樹木撤去後の新垣家は、痛々しい姿だ。 樹木は勿論、壁を這う蔓植物類も景観を作っていたのが分かり、興味深い。 画像は、解体前の新垣家。 しかし、大規模な工事だ。 職人さんには是が非でも、頑張ってもらいたい。 うまくいけば、これからの琉球建築としての木造民家の未来形になるかもしれないのだ。 町を歩いていて、たまに琉球建築の新築の民家を見かける。 何か、嬉しくなるのだ。 だが、そういった物件は異常に少ない。 そういう意味で、新垣家には雛形になって欲しいのだ。 古民家再生なんぞかしましい。新築が一番なのだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.07 13:55:42
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