|
テーマ:沖縄の暮らしあれこれ(551)
カテゴリ:竹富島
随分前のように思いますが、竹富島のリゾート開発のことを書きました。 竹富町長に対し「ほとんどの住民の賛成、容認を得た」と南西観光の星野代表が報告していました(『「住民に容認してもらった」竹富リゾート開発』(八重山毎日新聞))が、やっぱりこれが嘘っぱちだったことが分かりました。 『リゾート開発で住民投票へ 竹富公民館が臨時総会』(同紙) 「竹富公民館(生盛大和館長)は24日午後、竹富島まちなみ館で、住民からの開催請求に基づき臨時総会を開き、竹富島東部宿泊施設の賛否を問う住民投票の実施を決めた。」ということです。 この星野佳路の欺瞞は今に始まったことではありません。 1、同じ南星観光の上勢頭保代表取締役は「みなさんの同意を得ながらやっていく」(『慎重意見強く、一方で容認論も 竹富リゾート開発で初の説明会』(同紙))と約束していたにも拘わらず、「町長が合意形成が不十分と判断した場合でも『法的な手続きは終わっている』として、計画を進める方針。」(『「住民に容認してもらった」竹富リゾート開発』(同紙))なんだってよ。 2、「星野氏は、計画地の所有者とリゾートの運営者を分ける方法を説明し、『事業に万一の事態が起きても、土地の所有権が他人に渡ることはない』と説明。『将来、分譲地として売られるのではないか』との質問には『竹富土地保有機構がしっかりしていれば、そういうことは起こらない』と否定した。」(『慎重意見強く、一方で容認論も 竹富リゾート開発で初の説明会』(同紙)) 「同リゾート稼働後は、運営する同社が土地を所有する同土地保有機構(星野佳路代表)に借地料を支払い、それを、同土地の抵当権抹消のため資金を捻出(ねんしゅつ)した星野リゾートに返済することにしている。」(『「住民に容認してもらった」竹富リゾート開発』(同紙)) ちょっと複雑にしてあるのだけれども、リゾートを運営して借地料を払うのが南星観光、リゾート用地を所有するのが竹富島土地保有機構、土地保有のために資金を捻出し同土地保有機構から返済してもらうのが星野リゾートだということです。 一見すると、分権されているように見えるけれども、何のことはない。南西観光も竹富島土地保有機構も星野リゾートも全て星野佳路が代表なんですよ!!別法人にしてあるけど税金対策なんじゃないですか? 事業に万一の事態が起きたら、土地を売って、星野リゾートの損失を補填するのは目に見えているとおいらは思いますよ。 3、「将来的に竹富土地保有機構を財団などの公的な組織に切り替えていく意向も示した。」(『慎重意見強く、一方で容認論も 竹富リゾート開発で初の説明会』(同紙)) 「返済後は、同土地保有機構への島民の参画を進め、財団法人化するなどして残った土地(約76ヘクタール)を将来的に島で使用できるようにする方針。」(『「住民に容認してもらった」竹富リゾート開発』(同紙)) 「財団法人化する」なんて云えばおいらなんかは「おお太っ腹やのぅ」なんて思いがちですけど、南星観光(星野代表)はリゾート事業ができれば良いのですから、同土地保有機構(星野代表)が所有していようが、財団法人化したそれが所有していようが、そのショバで商売できれば何にも困らないわけですよね。 ここでのポイントは「将来的に」ということ。つまり「将来」というのは南星観光(星野代表)が軌道に乗った場合ですね。南星観光が軌道に乗ったなら、土地を所有しているのが竹富島土地保有機構(星野代表)であっても、それを財団法人化したものでもどっちでも良いわけです。反対に南星観光(星野代表)が(同土地保有機構が財団法人化される前に)軌道に乗らなかった場合、つまり万一の事態には同土地保有機構(星野代表)は土地を売っ払っうことができるということですね。 4、「住民」の賛否を問う場もなかったのに、「住民に容認してもらった」。?。大和ハウスにも云えますけど、嘘がいつまでもバレないと思っているのでしょうか? ま、あの薄っぺらい顔からして信用ならないとおいらは思ってましたけどね。 この住民投票が正念場です。「義を見てせざるは勇なきなり」。竹富島の方々には是非とも勇気を持ってNO!と言ってもらいたいものです。また、竹富島の方々に縁のある方々は励ましてあげて欲しいと思います。 がんばれ!竹富島!! ぽちっとお願いします→人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
星野って人は表に出ているだけで、金づるじゃないですかね。
たぶんうまくいったらそのうち放り出されるんじゃないかと...。 いろいろな理由をつけてね。うまくいかなくても、こうして 所有を分離しておけば、土地は星野には渡らない。例え借金を 返せなくとも。どっちに転んでも有利。 本質的に地元のもう一人のお方がいなければ、これは成り立た ない訳で...。もともと抵当権が設定されたのも、内地の企業か ら土地を買い戻した結果らしいですが、買い戻して自分がリゾ ートをやりたかったんじゃないですかね。 抵当権者が本島の大手建設会社だったから、そこと組んで。 が、地元のそのお方と組んでもどうなるか分かってるので事業 化出来ず手つかずのまま...。その間に条例を作ってよそ者には 手を出せないようにしておいたのではないかと。 どうなるんでしょうね、リゾート。 (2009年09月03日 16時21分07秒)
こーらるさん
>星野って人は表に出ているだけで、金づるじゃないですかね。 >たぶんうまくいったらそのうち放り出されるんじゃないかと...。 >いろいろな理由をつけてね。うまくいかなくても、こうして >所有を分離しておけば、土地は星野には渡らない。例え借金を >返せなくとも。どっちに転んでも有利。 > >本質的に地元のもう一人のお方がいなければ、これは成り立た >ない訳で...。もともと抵当権が設定されたのも、内地の企業か >ら土地を買い戻した結果らしいですが、買い戻して自分がリゾ >ートをやりたかったんじゃないですかね。 >抵当権者が本島の大手建設会社だったから、そこと組んで。 > >が、地元のそのお方と組んでもどうなるか分かってるので事業 >化出来ず手つかずのまま...。その間に条例を作ってよそ者には >手を出せないようにしておいたのではないかと。 > >どうなるんでしょうね、リゾート。 ----- こんばんは。 土地保有機構が買った土地を所有するのは自由だけれども、土地利用に関しては竹富島憲章を遵守してもらいますよってことにならないもんでしょうかね せっかく竹富島憲章があるのですから島外企業と雖も守るべきですし、法的に可能だという態度で臨むなら、今後も島内で調和のある事業はできないと思います。 (2009年09月06日 19時45分50秒)
竹富島・小浜島・西表島での星野リゾートの悪行を許してはいけない!
人のいい島の人々を金と脅迫まがいの手法でだましている。 小浜島・西表島での大量退職者が石垣島や沖縄県内各地に散らばり嘆いている。 八重山の温かい人情を返せと!! (2012年09月25日 18時49分50秒) |