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テーマ:今日見た舞台(966)
カテゴリ:能・狂言
昨日、世田谷パブリックシアターに、野村萬斎さん主演の「子午線の祀り」を観に行きました。木下順二さんが、「平家物語」に題材を得て、平清盛の四男、新中納言知盛に、スポットあてて作られた戯曲です。1979年の初演以来、7回目の舞台だそうで、萬斎さんは、1999年と2回目の主役だそうです。源平合戦といえば、どちらかというと、源義経や、源氏に話題が多いですが、この平知盛もなかなか魅力的な人物です。
世田谷パブリッシアターは、どの席から見ても、比較的、舞台が近く感じられますが、昨日の私の席は最前列のセンターブロック。本当にすぐそこに萬斎さんが、立っているという感じの近さです。女優の高橋恵子さんとのシーンでは、本当に涙を流して、その涙が頬をつたわっていくのも見えました。狂言の舞台よりは、目の演技をなさるので、お顔を見ていると、時々目線が合ってしまうのですが、それでも、じっと見てしまった。 ただ、昨日はアクシデントが起きてしまいました。知盛の兄役、大臣殿平宗盛と、総合演出を兼ねていらっしゃる観世流能楽師の、観世榮夫さんが、階段状の舞台装置の最上段から落下されたのです。場面チェンジで、暗転後の舞台、台詞をいおうと、一足踏み出されたところ、感覚を過ったのでしょう。いったん幕が下ろされ、お芝居は一時中断。2メートルはなかったかとは思いますが、落下されてから少しの間身動きなさいませんでした。観世さんは喜寿を迎えられた年齢。大変心配いたしましたが、その後10分ぐらいで、舞台は再開され、無事、カーテンコールまで、おでになられました。萬斎さんも、演技をしながら、階段状のセット上でさりげなく観世さんの後ろに立たれたり、扇を使って、からだの位置を安定させたりと、気を使っていらっしゃいました。本当によかったです。 ですが、悲劇を見るのは疲れます。萬斎さんは、狂言以外の舞台はなぜか、いつも悲劇ばかり。悲劇を見るのは、見る側にもエネルギーがいります。また、能楽堂で狂言を見るときの最前列と違い、こういう芝居の最前列は時間が長いこともあり、オーラを受け過ぎてしまいます。昨年の萬斎さんの「ハムレット」の時もそうでしたが。今日一日ボーッとしそう。すでに昨夜から、ボーッとしている。 さて、さて、仕事、仕事。 いけない、いけない、ボーッとして大切なことを忘れていました。昨日で、10000アクセスを超えました。本当に多くの方々にHPにきていただきまして、ありがとうございました。拙いことを徒然に書いているHPではありますが、これからもよろしく御願いいたします。 教室の住人 ※ 画像は削除しました。 教室に来てもうだいぶたちます。生徒さんからいただきました。可愛い教室の住人です。 本日の風水のラッキーアイテムは、「コロッケ」です。 なにもつけずに食べても美味しい!サクサクいただいてね神戸「満る里」の下町コロッケ 40g×10... おからと5品目野菜のコロッケ(10個入り)【楽天野球団】 北海道産じゃがいもの手作りコロッケ(50個入り)【楽天野球団】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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