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テーマ:映画と原作(83)
カテゴリ:海外文学
今晩8時からTBSにて放映♪
『ハリー・ポッターと賢者の石』 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE 上映時間 152 分 製作国 アメリカ ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
『炎のゴブレット』(感想)公開記念ですね。 ハリーの成長とともに物語はどんどんダークになってきてますが、 この第1作『賢者の石』では全てがニュートラル。 音楽も人物も舞台も、すべてが基本で、シリーズの土台となってます。 おだやかで、子供のかわいらしさ、いとおしさに充ちてると久々に見ると感じました。 ハリーも、ハーマイオニーも、ロンもちいさくてびっくり(笑)。 良く見るとシェーマス・フィネガンやディーン・トーマスもいるし。ネビル・ロングボトム、もちろんマルフォイとグラッブやゴイルも。 マルフォイさえ、最後のグリフィンドールが最優秀寮になった時に見せる悲しそうな顔などかわいい。(笑) みんな第1作目からいるんですね~。もしかして『炎のゴブレット』のダンスパーティでハリーのパトートナーになったインド系の女子パーパチルもいるのかな? 「アズカバンの囚人」編で、ハグリットの小屋はホグワーツの母屋から、丘の傾斜を下ったあたりの位置になっていたけど、「賢者の石」編では、わりと学校のすぐそばの印象。 シリーズも映画化4作目となって、映画ごとの些少な違いを見つけるのも、また面白いです。 ●友との出会い ハリーにとって、ロンやハーマイオニーは始めての友達。ダーズリーのせいで、マグルの友はいなかったですから。 ロンはどうなんですかねー。兄弟以外とは接してなかったのかな?優秀な兄(チャーリーやビルやパーシー)、ガキ大将の兄(フレッドとジョージ)、雑多な兄弟の中で一番気が優しくて優柔不断なロンにとっても、魔法界のことを全然知らないハリー、家族の愛を知らないハリーは、自分がなにかを与えることも出来る友だったのでしょうねぇ。ふたりのあどけない表情が、まだまだ赤ちゃんめいて見えました。 ●良い子のハリー 恵まれない育ちのハリーがどうしてひねくれもせずに 育ったのか不思議。一方で似たような不幸な生い立ちのヴォルデモートや、スネイプはすっかりひねて闇の陣営にどっぷりなのに。 実は、ハリーはダンブルドアを初め、とても注意深く見守られて育てられてきたといえますよね。 *ダーズリーが出かける時に預けられてた、近所のスクイズ(魔法使いのなりそこない)のおばあさんだけじゃなく?ダンブルドアは10年ぶりにハリーに会ったような言い方をしますけど。 魔法界のネットワークでしっかり守られていたんですよね。だって、「生き残った男の子」は「ヴォルデモートを倒す運命を背負った男の子 」なんですからね。(*「不死鳥の騎士団」原作より) ●原作と映画 映画にして見てしまうと、映像のイメージが出来てしまう。映画がおもしろいから、原作も読んで、細部も知りたいと思えると良いですが。 この映画は、やっぱり、どうしても原作ありきの映画でしょう。原作ファンを考慮して作ってる部分って大きいでしょうね。 さらに原作も知らない人も楽しめるように、、って考えてたら、ほんと時間はいくらあっても足らないでしょうね。原作の知識を持っていたら、ハリーが映画ほどえこひいきされているわけではないというのも分かるし、人物相関図や、削られてる部分を頭で補いながら見て、それが物足りないやら、不満やら、時間的に仕方ないよねと納得やら、できます。 好きなシーンが無いととっても残念なんですけどね。 でもこの「賢者の石」編のすごいのは、この映画で、又、このシリーズのファンが爆発的に増えたってことでしょうね。 それまで原作を知ってた人も映画が出来ると喜んだわけだし。 記念すべき第1作ってことですね。 何が言いたいのかわからない映画、っと切っちゃう人はいますけど。 そういう人にこそ原作を読んだらいいよって薦めたいなぁ。 おそらくシリーズ7作が完になって、いろんな謎やらが解け、ハリー達魔法界についてもいつのまにやらいろいろ知ることが出来る。 結構、詳細まで描かれてますよね、魔法界の世界観。。 【ハリー・ポッターシリーズ】 第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」映画感想 第2巻「ハリー・ポッターと秘密の部屋」映画感想 第3巻「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」映画感想 第4巻「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」映画感想 第5巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 映画2007年予定 第6巻「ハリー・ポッターと混血の王子」 *日本語訳版 2000517発売予定 第7巻 販売未定
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最終更新日
2006年02月20日 17時47分12秒
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