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テーマ:ミステリはお好き?(1432)
カテゴリ:海外文学
リンカーン・ライムシリーズ第三弾 これまでと大きく違うのは、彼らのいつもの舞台での仕事ではないということ。たまたま、リンカーンが骨髄再生手術のために訪れたノースカロライナ(南部)で、手術までの2日間だけ、地元で起きた誘拐事件を手伝おうというもの。 ところが、最大の敵は、犯人そのものよりも土地勘の無さと、田舎警察の無能ぶりと反感だった。「陸に上がったサカナ」状態です。出先だから、使い慣れた機材もプロのスタッフもない中、事件はどんどん深みにはまっていく。そんな限られた環境の中でも、相変わらずリンカーンの頭脳は冴えるのですが。。 前半はサックスは、犯人の仕掛けた罠をリンカーンの分析指示のもと避けつつ、地元警察の追跡班を率います。この沼地と森での緊迫感はすごく面白かったです。 けれど後半、何故かリンカーンが追う側、サックスが追われる側と分かれてしまいハラハラ。 こうした追跡劇はディーヴァーの好きなパターンなのでしょうか。「眠れるイブのために」よりさらにパワーアップしてます。 そして、あいかわらずのドンデン返しにつぐドンデン返し。ファンへのサービス満点ですね~。 サックスとリンカーンの関係も見逃せません♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月28日 07時38分42秒
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