「さよならエルマおばあさん」写真・文 大塚敦子
出張の帰りに本屋さんにより、以前気になっていたのに買わなかった本を、やっぱり買いました。血液の癌でもう長くはないと宣告されたエルマおばあさんが、死を迎えるまでの様子を追った写真絵本。おばあさんの猫が語ります。この本を作ったのは、エルマおばあさんに「13人目の孫」といわれてかわいがられていた日本人写真家。たくさんの愛が詰まっています。おばあさんが家族に残した「最後の贈り物」じんわりじんわり心が温かくなります。今日は、この本をこどもたちに読んできかせました。はじめは、猫を探してはしゃぎながら聞いていたこどもたちも、おばあさんが日に日に弱っていく姿を見て感じ取ったのか、神妙に聞いていました。ひいばあちゃんが亡くなったことを思い出していたのかもしれません。